[書籍]親不孝介護 距離を取るからうまくいく
「親と距離を取るから、介護はうまくいく」。一見、親不孝と思われそうなスタンスが、介護する側の会社員や家族をそしてなにより介護される親をラクにしていく。
「長男だから、親を引き取るか実家に帰らないと」→必要なし!
「家族全員で、親を支えてあげないと」→必要なし!
親のリハビリ、本人のために頑張らせないと→必要なし!
親が施設に入ったら、せめて、まめに顔を見せに行かないと→必要なし!
≪目次≫
はじめに ~「親不孝介護」のススメ
第1章 考えるのは、今日じゃなくってもいいんじゃない?
ダマされた!と思って、とにかく1日でも早く親に会うべし
「まだ早いかな?」はたぶん「もう危ない」です。
第2章 平気でウソをつくなんて。母さん、そんな人だっけ?
老いた親が見せる弱さ。それは子どもを傷つけ、怒らせる
「親孝行の呪い」を、親から離れることで回避する
第3章 母さん。「介護保険証」はどこですかー?!
親に公的支援を受けさせる。面倒は多いけど、笑顔で報われた
働く人は申請の「代行」で介護保険を活用しよう
第4章 突然の大ピンチ。母が日本語を話せなくなった?!
信じられないトラブルも「起きるときは起きる」、それが介護
介護に「完璧」「万全」を求めてはいけません
第5章 親の妄想、そしてコロナ禍。理想の施設は見つかるか?
介護スタッフの観察力が母の理想の施設へと導いた
施設選びも「親孝行」が目を曇らせる
第6章 母、施設へ。5年間を振り返って「親不孝介護」の結論は?
ホームの担当者さんが話してくれた正解なき介護の「正しい答え」
施設とうまくタッグを組める家族、組めない家族
第7章 「親の介護」は自分の生き方を考えるチャンスかも?
会社員の価値観を持ったままだと介護はツラい
第8章 なぜ「デキる社員」ほど介護離職に突き進むのか?
人事の方に送る「優秀社員介護離職阻止マニュアル」
第9章 すでに親と同居していたらどうすればいい?
「親と距離を取る」のが難しい人へのアドバイス
介護関係の本をもっと読んでみたい方へ
おわりに ~家族にしかできない「親不孝介護」
著者の川内潤氏は参議院の参考人として発言されています。
見出し画像は、優谷美和さんの作品をお借りしました。
ありがとうございます。