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自分にがっかりしたことのある、ママへ。
わが子が生まれてきてくれたその瞬間のこと。
目を閉じて思い出してみると、こんなに胸がぎゅっとして、その存在が今もとなりにあることに感謝と愛おしさでいっぱいになるのに。
普段はなかなかその命のありがたさにまで、気持ちがまわらなくなってしまうのが、わたしたちママの日常なんじゃないかと思います。
だって、やることがいっぱい。
朝起きて、ご飯をつくり、起こして、食べさせ、片付けをして、着替えて、着替え
子育て『みたくない自分』に出会います。
こんなに怒ってしまうんだ、とか
こんなに気持ちを受け止められない、とか。
その状態の自分は、正直すきになれない。
だけど、今この子(すきになれない自分)がでてきている意味は、きっとあるんだと思う。
だから、目の前のわが子をなんとかする前にわたしを丁寧にみつめてあげたい。
「こんなこと思っちゃダメ」
「かわいく思えないなんてダメ」
ダメ、ダメ、ダメ。
そうやって、自分の気持ちを無いものにしよう
ママは、小さな小石だってどけたくなる。
「バッタが逃げちゃったんだって」
笑のついたパパからの伝言はとてもポップだった。
父子で幼稚園に行くすがたを見送って、
ふぅ〜っとひと息ついたところでメッセージ。
昨日幼稚園からつれて帰ったバッタ、
再度つれて登園中に逃亡のお知らせ。
なんだか急に、泣きたくなる。
息子が『初めてつかまえられた!』と
大喜びだったことを知っているから。
寝る前も、起きた後も、
にっこりご挨拶し
お母さんって太陽だ。
助けて、逃げたい、投げ出したい。
そんなふうに思うこともきっとある。
でも今日まで、逃げずにお母さんをやってきた
わたしたちはものすごいと思う。
わたしたちがお母さんとして
やらなきゃいけないことがあるとすれば
たったひとつ、『そこにいる」ってこと。
太陽みたいに、わが子を照らして
時には雲で隠れたりしながらも
いつでも心は『そこにいる』。
あなたがどんな木になっていくのか
切ったり花を無
わが子が起きてる時間がつらいです。
なんてこと、大きな声ではぜったい言えない。
でもそう思ってしまうことがあります。
たたくし、投げるし、抱っこだっこ!
帰りたくない!おしっこでちゃう!って、
いつもいつでも振り回されているような気がして。
わが子が起きている時間は、
必死で願いを叶え続けている感覚になる。
それなのに、「食べない。いらない。これじゃない。」
がんばりが報われないことだらけで、
イライラがつのって結局あたってし
こんなことを思ってしまうわたしは、ダメな母親なのかもしれない。
わが子が生まれたその時から、
どれだけのママがその気持ちを抱えてきただろう。
小さくてかわいいわが子にたいして
『うるさい、めんどくさい、うっとおしい』
そんなふうに思いたいわけがないのに
意思とは関係なく思考はぐるぐるとめぐる。
わたしたちは、そんな自分を
もう十分すぎるくらい責めてきたはず。
だから、これからやることは
自分を責めたくなる自分を、みつめること。
責め
4月から環境が変わるわが子へ。
入園や入学をひかえたわが子に、わたしたちママや
周りの大人たちがつい言いたくなる言葉がある。
『幼稚園たのしみだね』
『もうすぐ小学生だね』
半分は大人のウキウキした気持ち、
半分は子どもにはっぱをかけるような気持ちで。
でも、言わない。
『ママは自分に何を期待してる?』
『自分はそれに応えられる?』
そんなふうに子どもの人生に
多めの荷物を背負わせること、
わたしたちには簡単にできちゃ
自己肯定感の育みをつたえる理由。
わが子が生まれてきてくれて、しあわせで大切で。
「このためにわたしがいたのかも」
なんて思えるくらいの感動を胸に抱いたはずなのに。
気がついたら、子どもと生きることは
『しんどい今をどう乗り切るか』になっていた。
こうすればいい。
誰かの話す明確な答えに心が揺さぶられて
「わたしはうまくできない。」
「ダメなママかもしれない。」
自分にがっかりして、
少しずつわたしがわたしを嫌いになっていく
伝えてよかったんだね。
ごはんでベタベタした手でふれられるのが
すごく苦手なんだなぁってやっと認められた。
保育士もしてて、ママにもなって、
息子をいつでも受けとめたいという理想もあって。
だからいつもイライラしながら
『やめて』ってひとことでごまかしていた。
でも、今朝はなんだか
「わたし本当に苦手なんだと思う。」って
自分で気持ちを受けとめてあげて
あなたがだいすき。だけど
ベタベタの手でさわられるのは苦手。
小言を一切やめる、と決めた朝。
息子の口から りんごが出た。
横向きに座って、口いっぱいにほおばっていた。
「前を向いて座ってね」
「一口ずつゆっくりね」
無意識に出かかったことば。
でも、のみこんだ。
この先、それを言ってくれる人はたくさんいるから。
わたしたちは先生でも厳しい世間の目でもない。
この子を産んで、今のところきっと
この子のことを世界で一番愛している人。
そんな存在から わが子に贈れるのは
小さな注意や叱
手を離さなきゃいけないのは、ママのほうなんだね。
ひとりじめしたいくらい、
大好きでたいせつなわが子。
(離れたい、と思う日もあるけれども。)
だからこそ、わが子の分の悩みや不安まで
一緒に背負い込んでしまうわたしたち。
ふと周りを見回すと、物理的にはひとり(ワンオペ)でも
息子の世界には、パパもいてばあばもじいじも。
これからはお友達だって増えていく。
新しい世界をぐんぐん広げている子どもたちの
手を離さなきゃいけないのは
きっと、マ