『レシピエッセイ・あさりと菜の花の和風ボンゴレ』
毎年、菜の花のパスタを春に作るのが恒例なので、私の春のパスタレシピを公開しておきたいと思います。
母は旬の素材を安く買って、献立に取り入れるのが上手でした。母は京都出身だったので、元気な時はよく旬の野菜を使ったおばんざいを作ってくれました。春は筍、ほたるいか、春キャベツ、菜の花、あさり、はまぐり、新玉ねぎ、新じゃがなど。私も母の影響で、季節感や旬の素材を大事にしています。
春になるとよく近所の野菜屋さんで、無農薬の菜の花やハーブを安く買って、ほたるいかやあさりなどと炒め物やパスタにします。ほたるいかは酢味噌和えも美味しいですが、炒め物やパスタも結構、美味しいですよ。菜の花は、あのほろ苦い後味が癖になりますよね。ちょっと大人な春を告げる味。野菜屋さんに菜の花が並び始めると春を感じます。
春キャベツは甘くて柔らかくて瑞々しくて、冬キャベツとは違った味わいで美味しいですよね。春キャベツのペペロンチーノもよく作ります。旬のものは身体にも良いそうですよ。これからもスローフードと共に、日本の旬の素材を大切にしていきたいものです。
今回はそんな春の素材を活かしたあさりと菜の花の和風ボンゴレです。他にも新玉ねぎやあり合わせの野菜を加えても、美味しいと思います。旬の素材+αあり合わせのものを上手く活用して、アレンジして下さい。
1.あさりは前日から塩水につけて、砂出ししておく。
(塩水は海水くらいの濃度で)
2.にんにくはみじん切り、菜の花は食べやすい大きさに切っておく。
3.鍋に湯を沸かす。
4.フライパンにオリーブオイルを入れて熱して、にんにくのみじん切り、鷹の爪を炒めて、香りを出す。
5.鍋にスパゲッティを入れて、茹でる。
6.フライパンに洗ったあさりを殻ごと入れて炒める。少し貝が開きかけたら、白ワインか料理酒をたっぷり注いで、菜の花の茎の部分を入れて、蓋をして、完全に貝が開くまで蒸す。
7.アルデンテに茹でたスパゲッティと残りの菜の花をフライパンに入れて、茹で汁と塩、胡椒、好みで醤油かめんつゆを入れて、トングで手早くスパゲッティと具を和えてゆく。
8.菜の花に軽く火が通り、全体が馴染んだら、皿に取り分ける。
9.粉チーズ、フリーズドライのバジルを振って、出来上がり。
photo:見出し画像(みんなのフォトギャラリーより、わかばやしのりこさん)
photo2:未来の味蕾
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