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取材のやり方って実際どーなの?クライアント様の採用ブログから学ぶ取材のイロハ

採用ブログや取材のイロハ

意外とないのではないでしょうか…
あ、ご挨拶遅れました…
新年あけましておめでとうございます!
今年もよろしくお願いいたします~

新年1発目は、約1年間運用させていただいている
大阪故鉄株式会社様の採用ブログを参考事例に
採用ブログのネタの作り方を事例として出します。

では、早速シェアさせてくださいね!

取材に始まり取材に終わる

採用広報はジャーナリストであれ!

何と言っても、これです。
採用ブログをやってみたい〜と運用を開始しても
ネタ不足で運用がストップしてしまう…。
そもそも何を書けばいいのか分からない…。
と、悩みますよね。

もうね、これに関しては断言します。
自ら情報を取りに行くしかないです。

「…だと思う」なんて憶測は読者は求めていないし
実際に業務に従事している社員様が読まれた時に
「結局、うちの人事分かってないよね…」
と、冷める原因にもなりかねません。

採用ブログで必要なことは、綺麗な脚本じゃない。
「実際にここで働くと、どんな人生になるのか」
これを読者は知りたいんです。

取材方法

まずは、会社の顔…社長に突撃

私が大阪故鉄様を担当させて頂いた際は
下記の形でさせて頂きました。(該当記事リンク)

最初は鉄クズ社長の想いや採用の課題、どのような
仕事内容であるのか…を聞くことからスタート。
実際に働くとなると社長と密接に
関わることは少ない傾向にあります。

ですが、社長取材は必須だと断言します。
社長の考えが仕事はもちろん企業文化や
習慣に落とし込まれる…と、この仕事に
7年近く携わった上で確信しています。

社員様への取材力が採用ブログの命運を分かる

とはいえ、社長取材は序章だったり季節や会社の
変革が出た際に随時していく…で充分かと思います。
根幹としては重要な要素ですが、やはり一番
大事なのは、社員様のご協力…つまり社員取材です。

トップバッターは現場職の社員様取材からスタート。
鉄スクラップ屋の心臓部分のお仕事ですね。
社員様取材をする時は緊急募集中の職種から
ネタにしたいとは思いますが…個人的には、やっぱり
そこの会社の心臓!と言える職種から取材をする方が
求職者へイメージを伝えられるかなと思います。

例えば、今現状では経理職が足りていなくて…
営業職が特に欲しくて…という場合でも
現場職がどのようなことをしているのかを
理解出来ていないと、根本的に経理や
営業って出来ないんですよね。(会社によりますが)

動く金額もそうですし、現場の人たちが命懸けで
鉄スクラップを綺麗に選別することにこだわっている
ことを知るからこそ、無茶なシフトになるような
仕入れとかは1人独断で決めないなど…理解度が
上がれば上がるほど現場を思い遣ることが出来ます。

何より、現場理解の姿勢があることで現場職からの
信頼が得られます。勿論、職種が違うので完全にとは
言い切れませんが… 現場職の人が使う言葉を覚える
共通言語を認識することで少し、距離が近付きます。

これは私の妄想や憶測ではなく、大阪故鉄の3名の
現場職や営業職の方から取材して得た情報です。
※大阪故鉄の皆様、ありがとうございます…!

社員様が自ら広報となる瞬間

そうこうして、取材を進めていくと…
最初はポツリポツリとお話しして緊張気味だった
社員様も、後半になってくると「あの仕事の時の
エピソードで実はこんなことがあったんです」と
自ら「自分だけのネタ」を話してくださいます。 

この瞬間があるから取材って面白いんです!
綺麗なA4のアンケートじゃ絶対に得られない情報。
AIでは絶対に打ち出せないんじゃないかな〜。

「自分だけのネタ」を話される際は
大抵自分1人じゃなく、先輩社員や同僚の話が
出てくるんですよね。この瞬間に私は次の取材する
社員様を決めていたりします。それは目の前の
インタビュイーがイキイキしながらその人達のことを
愛おしそうに語られるので「もっと知りたい」欲が!
この瞬間が「社員自らが広報となる瞬間」です✨

こうなれば、採用ブログは一気に面白くなります。
次のインタビュイーも決定しますし
社員様がネタを提供してくださったり
さらに良い記事にしましょうと、スマホではない
写真のデータをわざわざ用意してくださったり… ▽

取材は社員ファーストであれ!

…結構大事、と私は思っています。
何故なら採用ブログって、社長や総務、広報が
どれだけ頑張っていても、経営者やバックオフィスの
考えや知見だけでは記事なんか絶対書けません。

社員様の協力があってこそ。
これが無くなったら採用ブログは成り立たない。

例えば、Googleフォームでアンケートを作った際は
総務のご担当者様が「現場職の社員にはウェブでなく
紙で回収してあげたい。彼らはウェブがあまり
得意ではないので、ストレスをかけたくない」
と、現場職の人達にストレスが少ないようにと
寄り添われていて、私は感動したポイントでした。

アンケートは自分ごとに落とし込まないと
やっつけ仕事になりがち。人は知らないことや
慣れていないことはストレスに感じるからこそ
ストレスがない環境で取材度を上げるって
とても大事だと確信しています。と言いますのも
このアンケートは紙だったにもかかわらず任意の
意見なども、皆様びっしりと書いてくださって…

ブログの内容になるだけじゃなくて
会社にとっても素晴らしい財産になりますよね。
会社へ思うことや意見を仕事の合間に
紙にびっしりと思いの丈をぶつけてくださること。
きっと、大阪故鉄様の社員様への寄り添いの蓄積で
信頼関係が出来てきているんだなと思わされました。

採用ブログがもたらす可能性

キャリアの気付きをお渡しできる

忙しい、日常業務の合間に取材に来てくださる
社員様の時間をお預かりするからこそ…
社員様にとって、ご自身の仕事に誇りを持つ瞬間や
本当はあの人に感謝している瞬間
会社への疑問は実はまだまだあること

…などなど、キャリアについて気付く瞬間を
お渡ししたいと思っています。
怒られるかもしれませんが、極端な話で言えば
辞めたいんだって気持ちに気付いてもいい。

採用ブログはインタビュイーの社員様にとって
何かしら、プラスの方向に導けると信じています。

相互理解の効果

採用ブログが発揮する役割は、求職者だけではなく
実際に今働かれている社員様同士の相互理解の
可能性も充分に秘めている面白いコンテンツです。

「エースの営業〇〇さん。取材記事の内容を
読んだと話しかけると、そこで話が盛り上がった」

大阪故鉄様で実際にあった事例です。
仕事の苦労エピソードなども、実際に一緒に
働くと日々忙しいから実は聞けていなかったり
するそうで、〇〇さんそうだったんだ…!
と、社員同士が知る機会を作れる尊いものなのです。

ご家族への情報提供

これ!実はめちゃくちゃ大きな効果です。
「社員の家族へ社員の仕事を見せてあげたい…」
と思う優しい社長様こそ、知って欲しい。

「主人の取材記事を読みました!
会社の懇親会などは何度か参加しているからこそ
実際の仕事が気になって、毎週読んでいます。」

「自分の取材記事を母親に見せることができた。
『ちゃんと仕事してるやんか』と喜んでくれた。」

「離れて暮らす子どもの職場の様子が見れて嬉しい」

採用ブログがもたらす可能性は沢山ありますが
求職者様との新たな縁だけでは無くて
今いる御社の大切な社員様への資産や宝にもなる。

だからこそ、是非知ってください

大阪故鉄株式会社の矢追社長。
この度は採用ブログの取材、構築方法の事例に出して
良いとの許可、本当にありがとうございます。

大阪故鉄様はブログを通して沢山のご縁があったと
伺っており、採用ブログの可能性を確信しました。
初めての肩書の職種で内定を迷われていた男性は
とある記事が、決め手になったと仰っていました。
 
こうして、大切な仲間を引き寄せられたのも
大阪故鉄の社員様達が真摯に仕事に向き合い
採用活動も「ジブンゴト」として取材に
ご協力くださったからこそです。

採用ブログはトライアンドエラーの繰り返し。
面接の際に、求職者様の反応がダイレクトに
得られるからこそ、このようなテーマの記事を
作る必要があるのでは…と試行錯誤の繰り返し。

めちゃくちゃデジタルな仕事に思われがちですが
中身はアナログで人と人との繋がりや信頼関係が
ものを言う、鉄スクラップ業のような町工場の
会社様こそ、きっと相性抜群だと確信しています!

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