青信号に無自覚に甘えてないだろうか
青信号は「進む」。
スクランブル交差点で青信号になると一斉に人が道路に流れ出すのを見て思った。
誰も青信号のことを疑わない。疑う余地もなく感謝もなくただ「進む」。青であるということが理由なんだ。
誰かが青を「進む」だと思っていないかもしれないなんて疑いは、微塵もない。人々の圧倒的な思い込みの圧力によって青は存在する。
そうやって周りを見ると青信号の人はたくさんいた。
結婚したくない相手から大勢の人の前でプロポーズされ断れない人。レストランのシェフもギャルソンもそして今こうし