見出し画像

伝言掲示板

久々に"掲示板"と言う言葉を聞いた。

今は、ネットがあり、待ち合わせ場所もなく、電話をかけながら出会う。

そういえば、昔は、どうしてたのかなと振り返った。

良く新宿駅の西口地下交番で待ち合わせをした。

そして、必ず交番横に黒板タイプの掲示板があった。

そこには、白いチョ―クで、伝言が掲示板に書かれていた。

「一時間待ったけど、帰るね。」「先行ってます。」とかそこには、ひとつひとつ物語があった。

今は、待ち合わせさえなくなり、ダイレクトにすぐに連絡が取れる。

たくさんの10円を持って、公衆電話で電話をかけた。

憧れの女の子に電話する時、誰が出るかわからないので、ドキドキして電話した。

地方に電話をかけると凄まじい早さで、10円玉が落ちていく。

どうしても近くに公衆電話がない時、やはり唯一の伝達手段は、伝言掲示板だった。

とてもスローな時代だったけど、それなりにドキドキしたり、焦ったり、今では、経験することのない、ほんわかした貴重な時間だったと今、振りかえり、心 がポッと温かくなった。

いいなと思ったら応援しよう!

MasA
日々認知症の両親のおむつ、パット、お尻拭き、ティッシュ等の介護用品の量は、増加の一途。サポートは、こちらの費用に使わせて頂きます。宜しくお願い申し上げます。