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理性ではなく「感情」で動かす。


「水は低きに流れる」という言葉があります。

人も同じように、怠けたり、自分を甘やかしたりするのは簡単です。



例えば仕事で疲れて帰ってきた時。
「今日は筋トレをする!」と決めていたのにやらずに寝てしまったり、スイーツを食べてしまったり。

人間はそういう風にできているのです。そちらの方が楽ですから。



ですが、そのままではいつまでも目標が達成できません。
目標が達成できないだけならまだしも、自分との約束を守れない自分を見ていると自己肯定感も下がってしまいます。



どうして自己肯定感が下がってしまうのでしょうか?
それは理性では「筋トレをした方がいい」と分かっているからです。


私たちには「理性」と「感情」という二面性があります。

「理性」はした方がいいことは分かっていますが、非力です。

「感情」は自由気ままに動きますが、強力です。


この二つは、まるで「象使い」と「象」の関係に似ています。

象使いは目的地を見つめて象を操ることができますが、
象が暴れだしたら止めることはできません。



私たちは感情が暴れて怠けたり甘えたりするたびに理性で押さえつけようとします。

ですが、象使いがいくら鍛えても象を止めることはできません。



ではどうすればいいのでしょうか?

それは象が自然と目的地へ向かいたくなるようにするのです。

筋トレの例で言えば「筋トレをしたくなる」ように仕向けてやるのです。



やり方はいろいろあります。

目標とする体のポスターを部屋に貼る。
逆に「こんな体になりたくない」と思う、太っている体のポスターを張るのもあり。



私の場合は、何かをサボっている時に、


「いいのか、○○よ。
お前がサボっている間に他の人はどんどん進んでいくぞ。

お前が罪悪感を抱えているのは、本当は筋トレをした方がいいと分かっているからじゃないのか。筋トレをすればその罪悪感は消えるぞ。
さあ、立ち上がるんだ。」


と自分に話しかけることで、いても立ってもいられないようにします。
この方法は物も必要ないし、いつでもどこでもできるのでおすすめです。



象使いを鍛えることには無理があります。

皆さんも象を目的地に向かわせるために、
つまり目標を達成するためにどうやって感情を操るか考えてみましょう。

今回も最後までお読みいただきありがとうございます。

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