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思考が固いから身体が固くなる

身体は出来るだけ柔らかく使った方が良いと考えています。動物を観察すればよくわかりますね。

私はYouTubeでナショジオなどの動物ドキュメンタリーをよく観るのですが、そこに出てくる動物で身体が固い者はいません。しなやかで美しい動きをする動物ばかりです。

人間は私も含めて身体や動きが固い者ばかり。

身体や動きが固くなる大きな原因は、運動不足や間違った身体の使い方と言われています。

身体が固くなるほど頭痛や腰痛、肩こりが生じやすくなります。また身体が固くなると精神的な囚われも強くなります。 

私はマインドフルネスのレッスンを受講される方に、筋トレを勧めているのですが、筋トレもやり方を間違うと身体や動きが固くなります。

フォームや意識を間違うと、身体が固くなるだけでなく変な部位に筋肉がついたり、不必要に太くなったりします。

骨格や筋肉の付き方は一人一人違うので、プロのトレーナーにきちんと指導を受けて筋トレを行わないといけません。

猫背など、負担のかかる姿勢も身体や動きを固くさせる原因です。

ちなみにここでお伝えしている身体が固いという意味は、関節可動域を指しているのではありません。開脚が出来ても身体が柔らかいとなりません。


身体を固くさせるもう一つの原因が「思考」です。

多くの人にとって盲点になっているかもしれませんが「思考」が固い、つまり偏った考え方や囚われが強い人は身体も固くなります。

心(思考)と身体は同じものですから、考えてみれば当然です。

心に生じたことは身体で表現されます。「話をしなくても見ただけでその人がわかる」というのは、身体に表れた心を見ているのです。

「瞑想を続けると肩こりや腰痛が消えた」と言う人が少なくありません。それは瞑想をすることで思考が柔らかくなり、その結果として筋肉も柔らかくなったからでしょう。 


ここでお伝えしたことがわからない医者や整体師は、心を無視して身体ばかりにアプローチします。

このやり方では、たまたま身体の方に原因があった患者は良くなるかもしれませんが、大方は心と身体の両方に原因があるので身体だけへのアプローチは不十分です。

いつまで立っても状態が良くならないのは、身体にだけアプローチしていることが原因かもしれません。心と身体の両方にアプローチすることが大切ですね。


私がお勧めするのは瞑想と筋トレです。

「瞑想と筋トレを組み合わせた方法」がベターですが、これはやり方が難しいのでここでは紹介しません。知りたい方は個人レッスンを受講されることをお勧めします。

それにプラスでストレッチや呼吸法を入れるともっと良いでしょう。ついでに食事も整えれば完璧です。


プロフィール
西山 純一 
大阪マインドフルネス研究所
https://www.mindfulness-lab.com/

メンタルトレーナーとして多くのプロアスリートや経営者、アーティスト、医療従事者、教師や心理士、学生やビジネスマンなど幅広い人にマインドフルネスをベースとしたマインドの使い方やメンタルコントロール、食事改善や運動、ダイエットを指導。

指導歴は18年 1000人を優に超える人達に指導してきた。

20代前半でアメリカのパーソナルトレーナー資格を取得して、大手フィットネスクラブや関西のスポーツ強豪大学や高校でスポーツトレーナーとして活動。

同時期に大学で心理学の単位を取り、心理カウンセラーとしての訓練も受ける。専門僧堂や禅寺でも禅や瞑想を学び実践する。

プロアスリートや年商数十億円を超える経営者をクライアントに持ち、うつ病を始めとする精神疾患やガン患者、難病患者のカウンセリングやメンタルケアも行う。

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