イチョウの季節
2024年11月29日(金)
イチョウの紅葉が真っ盛りになってきた。
東大は校章にイチョウのマークが入っていて、大体どこのキャンパスに行っても立派なイチョウの木が生えている。
毎年この時期になると、美しく色づいたイチョウの葉が視界いっぱいに広がって、特に秋晴れの青い空にはその黄色がよく映える。
黄色と青に少しの緑、美しい色の世界
ここ数日も良い天気が続いていて、胸のすくような気持ちの良い光景を毎日目にしている。
毎朝行くのがダルいけども、その光景を見るだけで、全てが報われて今日も良い日になったような気持ちになれる。
もう少しすると落葉した葉がさらに道を埋め尽くし、黄色に包まれる世界になる。
そうなると冬ももうすぐそこだ。
残り少ない秋を楽しむ。
今日は代田橋駅のそばの本屋さん「バックパックブックス」の店番をした。
2時間ぐらいのわずかな時間だけども。
お店の2階をイベントスペースとして使うようになって、今日は読書会のイベントで店主も参加するので、その間店を見ていて欲しいと頼まれたのだった。
2時間座っている間に3冊売れた。
買っても買わなくても、お客さんがどんな風に本を見てるのかなとか気にしていたら面白い。
さらに、自分のお店で、ちゃんと本について知識があったら、買ってくれた人とその本の話をしたり、迷っている人にオススメしたりできて、もっともっと面白いんだろうなと思った。
最近個人の本屋(独立系書店)が増えているというニュースを見ていたし、確かに実感としてどんどん増えている感じがあったけど、お店側の視点に初めてなってみて、なるほど本屋ってめっちゃ面白いなと実感した。
ただ、この本屋は特殊で、お店が狭過ぎるせいで店番は外に座っていることになっているので、寒さが本当にキツかった。
足下が冷え切ってしまった。
年中店頭に座り続けているアイツはスゴいんだなと見直した。
店内では僕がお手伝いしたO JUNさんと田中裕貴くんの2人展「湖と思春期」が開催中だ。
本を見に来たお客さんは特別気にすることもなく、なんとなく見ていた。
そんな風に本屋さんに自然に溶け込んでいるのが面白いなと思った。
代打店長をやらせてもらえたお陰で、客観的にお客さんの反応を見れて良かった。
改めて、ここで展示出来て良かったなと思った。