山の中 初夏に見つけ 赤鳥居 悪路登りて 念願叶い
バス停同士が離れた山の中に来ている。それも歩道のない国道を歩いてきた。以前バスの車窓から見えた赤い鳥居が視線に入ったことがある。今回それを目指していたのだ。初夏の日差しはすでに厳しさを増しつつあるが、海抜の高い山の中だからだろうか?日陰に入ればまだまだ涼しい。
鳥居からは坂道がある。鳥居が続いているという事は、稲荷系の神社なのだろうか?まあ実際に見ればわかるだろう。まことに稲荷系の神社であれば使いの狐がいると思ったからだ。
最初は問題なかったが、途中少し足場の悪いところはある。だがくじけるほど悪くはない。淡々と登っていく。途中で小屋を拝殿と間違えるところはあったが、10分もかからないうちに見上げると小さな祠、拝殿ののようなものが見えた。ついに拝殿の前に来る。そして狐の置物があるのを見つけた。見立て通り、稲荷神社のようだ。
だがそんなことより、ずっと気になっていたところに念願が叶い、無事に来ることができた喜びの方がはるかに大きい。
山の中 初夏に見つけ 赤鳥居 悪路登りて 念願叶い
(やまのなか しょかにみつけ あかとりい あくろのぼりて ねんがんかない)
今日の記事「河内長野の山の中にあった赤鳥居」を参考にしました。