愛は犬 歩く姿に 惚れる主 音と遊ぼう 新たな散歩
愛は犬、いやワンちゃんね。と私は言いながら今日も散歩に連れてきている。私がいつも愛すべきパートナーはこの日もご機嫌よく、河内長野にある寺ヶ池公園を散歩していた。
パートナーのワンちゃんは止まっているのが好きではない。常に歩きたくて仕方がないのか、私が池の周りの公園で咲いている季節の花を眺めるものなら、可能な限りリードを前に突き出すように歩こうとする。私はそれをスマホに収める間もなく、パートナーによって強引に引きずり出されてしまった。
たとえそれでも私には良かった。愛すべきワンちゃんがすることは何でも許してしまうのだ。私のほうが完全に惚れているのだろう。こうしてこの日の午前中もいつもの散歩が終わった。
「え?代わりに行ってきてくれって!」お散歩から戻ってくると、母に言われた一言だ。母は今日は毎年異なるテーマで行われる演奏会「奥河内音絵巻」に行く予定だったが、別の予定ができていけなくなったという。仕方がなく私が代わりに行くことになった。
「1時間ちょっとの予定で、会場が同じ市内のラブリーホールか」私は特に予定もなかったので、母に代わって鑑賞してきた。
「面白かった!」私は正直あまり期待していなかったが、いろんな音をモチーフに演奏をしているのはなかなか新鮮だと思った。私の好きな岩湧山、一度一緒にワンちゃんと登山した山も登場しているのが良い。
「そうだ」私は歩きながら考えたこと、夕方のお散歩でパートナーがどんな音を出すかじっくり聞いてみようという事である。
そして私は帰り道ふと短歌を口ずさんだ。
愛は犬 歩く姿に 惚れる主 音と遊ぼう 新たな散歩
(あいはいぬ あるくすがたに ほれるぬし おととあそぼう あらたなさんぽ)
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今日は、こちら小牧幸助さんのシロクマ文芸部という企画に参加しました。
こちらの本日の記事をモチーフに創作しています。
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