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秋の山 暗闇の中 灯すもの 幻想的な 実りの祝い
普段なら静まり返っている山の奥。土地を知らぬものが歩くような空気はない。妖のようなものが出るとは言わないが、ただ静かで灯もほとんどなく、せいぜい虫の声くらいしか聞こえないだろう。山の奥にある里で夜を過ごすなど考えられないのだ。
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だが、この日は違う。普段くらいであろう神社に明かりがともされている。そしてどこからともなく提灯を持った行列が現れる。なんと幻想的な世界だ。ファンタジー映画にでも出てきそうな佇まい。否、逆だ。こっちがオリジナルで、ファンタジーが真似ているのに過ぎない。
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やがて提灯行列は大きくなり、そのまま見知らぬ存在をしり目に神社に向かっていった。普段知っている荒々しく地車を曳き回すような秋祭りとは違うが、これも実りを神に感謝し、祝っていることは間違いない。
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秋の山 暗闇の中 灯すもの 幻想的な 実りの祝い
(あきのやま くらやみのなか ともすもの げんそうてきな みのりのいわい)
今日の記事「河内長野の天見の秋祭り」を参考にしました。
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