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暑くても 稲穂は垂れて 刈り入れ時 鎌を片手に はしゃぐ児童
暑い!残暑と言えるようなものではない。これは猛暑だ。雲はあるが遠くに散っていた。そして風もない快晴である。建物の下にかすかにある日陰にいても暑いのに、ひなたに出れば、灼熱の太陽に照らされ、何もしなくても体力が吸い取られていくような気がした。
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気温だけでは7月か8月、だが目の前の田んぼはすでに首を垂れ、黄金色に染まっている。刈り入れのときを待っていたのだ。
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恒例のイベントで小学生が来て稲刈りを行う。その様子を撮影する大人たち、大人たちのほうは早くも疲弊しているが、小学生は元気いっぱいではしゃいでいる。普段持つことのない鎌を片手に、簡単なレクチャーを受けるだけで次々と刈り取られる稲穂。児童にとっては暑さより記憶としての思い出が大いに勝っているのだろう。
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暑くても 稲穂は垂れて 刈り入れ時 鎌を片手に はしゃぐ児童
(あつくても いなほはたれて かりいれじ かまをかたてに はしゃぐじどう)
今日の記事「富田林喜志の奇跡の復興米稲刈り」を参考にしました。