異世界の ゲート見つけた みどりの日 その先にある 鬼か幻
何度見ても間違いがない。地図にもないある緑の森の正面に異世界のゲートらしいものを見つけたのだ。みどりの日に見つけるのだから面白い。もう悔いはなかった。今の生活には何の未練もない。本来なら自死すら考えたほどの落ち込んだ時もある。だが命は有限だ。そんなに死に急ぐ必要ない。
ではどうしようかと考えた。この世の中でどこかに旅に出るには金が要る。金はある程度は持っているが、いずれ底をつくだろう。新天地なら環境が変わるかもしれない。ならば新天地で仕事を探すのが得策か。
ほぼそのつもりでいた矢先に、見つけたのが異世界へのゲートだ。信じないと思うが直感でわかる。あの鳥居は間違いなくゲートであり、その先はこの世とは全く違う世界に違いない。
「ゲートの先の異世界には鬼がいるのだろうか?それとも」もう覚悟はついた。何があっても驚かない。大きく深呼吸すると道なき道の崖をゆっくりと鳥居に向かって歩き出す。
異世界の ゲート見つけた みどりの日 その先にある 鬼か幻
(いせかいの げーとみつけた みどりのひ そのさきにある おにかまぼろし)
今日の記事「河内長野旧鬼住村で見つけた謎の鳥居」を参考にしました。