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大学に 薬師見つけた 閏年 次の言葉が 見つからぬまま
「まさか、なぜ?」うわさでは聞いていたが、まさか本当にあるとは思わなかった。言葉が見つからないとはこういうことを言うのかもしれない。いや考えても見つからない言葉と表現したほうが正しいか。
今日はうるう年、大学の敷地内である。大学のあるセミナーを受講するためにこの場所に来た。だがある噂を確かめたかったので、予定より少し早く大学に着たのだ。
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「どうせデマだろう」この場所に来るまではそう思っていた。古い街道沿いならともかく、どう考えても大学の敷地内にそんな宗教的なものがポツリとあるとは思えなかったのだ。だが、敷地内を歩いているとそこにはあった。小さな社に安置されている石の仏像を。
そしてもうひとつ目を疑った。そこにあるのは赤い涎掛けが鮮やかな地蔵菩薩にしか見えない。だが、実は薬師如来だという。もう本当に次の言葉が見つからない。この事実をどう表現してよいのかわからぬまま、できることと言えば無意識に手を合わせることだけだったのだ。
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大学に 薬師見つけた 閏年 次の言葉が 見つからぬまま
(だいがくに やくしみつけた うるうどし つぎのことばが みつからぬまま)
山根あきらさんの青ブラ文学部に参加してみました。
今日の記事「富田林大学にある耳薬師」を参考にしました。
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