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橋の下 不思議落書き 秋の空 謎の言葉と 謎の白壁

道路を歩いていた。ここはバイパスといわれる数車線ある広い道路で、車の往来が多い、その道がやがて坂道登りになっている。

面倒だと思いつつ坂を上ると陸橋が見えてきた。その陸橋は普段見る陸橋とはちょっと違い、道の下側の部分がやけに広い気がした。「中に何か隠れているのか?」そんなことを疑問に思いつつ、その陸橋に近づく。

近づいて真下に来たが何が埋まっているのかわからずただコンクリートの白い壁が張り付いているくらいにしか見えない。特に何もないのでそのまま引き上げようとしたら突然視線が、あるものを捉えた。

「何、軸は読めるが」軸と書いてあるが隣の字が読めない。木編に区とある。気になってスマホで調べると枢という字で、合わせて枢軸と読むらしい。「すうじく、聞いたことがが、あ、悪の枢軸か」落書きだと思うが不思議な落書きだと思った。だがさらにその横に小さくカタガナでマーガリンと書いてある。「枢軸マーガリン、なんじゃそりゃ」と思ったが、暇だから短歌で返してみた。

橋の下 不思議落書き 秋の空 謎の言葉と 謎の白壁
(はしのした ふしぎらくがき あきのそら なぞのことばと なぞのしろかべ)

今回は趣向を変えて、毎週ショートショートnoteの企画に参加して短編小説を書きました。(お題:枢軸マーガリン

今日はこちらの記事「用水路が国道をまたいでいる」をモチーフにしています。

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