街道の 展示眺める 残暑かな 歴史の日記 想いを馳せて
高野山に向かう途中にある町。それは今も変わらないが、現代なら車や電車で通過するだけに過ぎない。だが昔は違う。昔は高野街道と呼ばれるストリートを歩いて高野山に向かった。高野山は山の高いところにあるが、その手前ちょうど紀州との境にある紀見峠を越える山があり、その直前には徐々に山が迫るため、そこで思わず一休みしたという。そして宿場町も存在した。
残暑のある日暑い日差しを耐えながら、施設に入る。その瞬間、冷房の冷えた空気が全身を包む。火照った体が一気に冷やされる思いがした。そして展示物を眺める。古い日記に雨が降ったから、一休みしたことが記載されていた。そんなものを静かに見ながら、かつての町の雰囲気、歴史に思いをはせるのだ。
街道の 展示眺める 残暑かな 歴史の日記 想いを馳せて
(かいどうの てんじながめる ざんしょかな れきしのにっき おもいをはせて)
今日の記事「すばるホールの裏側」を参考にしました。