乳飲み子が 相対峙して 泣く相撲 氏子増えたと 氏神知らせ
今年も乳飲み子が秋に相対峙して相撲を行うという情報を得た。8月末まで募集しているらしい。乳飲み子とは正確には1歳前後で前の年に生まれた子だ。2歳までは母乳育児をWHOが奨励しているらしいからら乳飲み子であることは間違いない。もちろん相撲と言ってもまわし締めてやりあうのとは違う。顔を合わせて泣くことで勝敗を決めるためのものだ。
あの日は偶然神社の前を通りがかった。そんなことをしているとも知らなかったが、いつもよりも車が多く停まっているし、いつも静かな神社が賑やかだったのだ。そしてその相撲の様子を見ることができた。「こんな風習が」正直驚き以外の何物でもない。
面白い風習だと思って調べてみる。日本では20カ所ほどのところで行っているという事も知った。このうちのひとつがこの地で行われ、生まれた子供の成長を祈願するものということらしい。だが、もうひとつつある目的の可能性があるという情報を得た。
それは神社の氏神に新しく氏子が誕生したことを報告するのだという。異を挟みようのない正論に何度も頷いた。
そういえば親戚に子供が誕生したと昨年便りが来たことを思い出す。だが遠く離れた所に住んでいるから、この相撲には参加できないようだ。
「ならば」まだ相手もいないのに自分の子が生まれたらと密かに決意した。
乳飲み子が 相対峙して 泣く相撲 氏子増えたと 氏神知らせ
(ちのみごが あいたいじして なくすもう うじこふえたと うじがみしらせ)
今日の記事「河内長野 川上神社の稚児相撲募集中」を参考にしました。
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