冬の午後 トイレの前に 石碑見て 意味をわかりて 歴史に思い
トイレに行きたくなった。冬空を散歩している時のことだ。この日は曇っていたが、それほど寒くはなかった。それに2時間近く散歩をしていた帰りだったので、そのまま家に帰る最中だったが、我慢の限界に達していたのだ。
ちょうど公園の前を通ったので、公園のトイレに向かう。住んでいる町は公園にはトイレが必ずある。おかげで助かった。小走りでトイレを目指したが、このときトイレの入り口に大きな石があり、その手前に何かの説明書きのようなものが視線に入る。だが、今にもというタイミングだ。そんなものをじっくり眺めている余裕などない。
無事に用を済ませてすっきりした時、先ほど一瞬見つけた大きな石と説明版のことを思い出す。トイレに出てその前に来た。
大きな石には何か刻まれているようだ。それだけではよくわからないが隣にある説明版を見て頷いた。
いままで何気ない公園と思っていたが、石碑ひとつで歴史があることがわかる。何度も説明版を見つめ、石碑の名前の主の名前を憶えた。後でその名前の人物を調べると何か出てくるかなと。
名前をスマホのメモ機能で記録だけしておく。そのあと、家に向かう途中に短歌を一句詠みながら帰った。
冬の午後 トイレの前に 石碑見て 意味をわかりて 歴史に思い
(ふゆのごご といれのまえに せきひみて いみをわかりて れきしにおもい)
今日の記事「河内長野・寺ヶ池公園にある和田興次平の石碑」を参考にしました。