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無人駅 中に入って 見る先に ホームの名残 枯草で見え

無人駅に来た。ICカードを使って自動改札を通過する時代、駅員がいなくても機能する。さて改札の中駅で待つ。単線の駅で決まった時間に列車は來る。予定ではあと10分ほどだ。いつもならスマホでいろいろやるのだが、ふと目の前を見る。視線の先に不思議なものが見えた。おそらく夏場なら雑草で隠れてはっきりしないが、今の時期は枯れた草が残っているだけでその形がはっきり見えるのだ。どうも昔使っていたプラットホームの名残らしい。よく見たら手前にもう一本線路があってもおかしくない気がした。「だからどうなんだ」というわけではなかったが、珍しいとしばし眺めていると、ちょうど電車が来たからいつものように乗り込むのだ。

無人駅 中に入って 見る先に ホームの名残 枯草で見え
(むじんえき なかにはいって みるさきに ほーむのなごり からくさでみえ)

本日の記事「河内長野・汐ノ宮駅」を参考にしました。

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