星野みるき

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  • 子育て関連記事まとめ

    星野みるきが書いたnoteのうち、10歳男児子育てに関するnoteをまとめました。

最近の記事

推しを公言すること

 私自身は中途半端なヲタクで、ニコニコ動画(仮)の頃からのユーザーだけど、声優も歌い手もボカロもアニメも実はほとんど履修していない。ちなみに「陽キャ」と呼ばれるタイプでもない。その証拠に小学生以降海に行ったことがない。(陽キャの方々が夏にはとりあえず海で遊ぶ、というのは偏見だろうか)  先日Twitterのフォロワーさんが、推しキャラを並べて披露していた。一貫性があって、どんなキャラクターが好きなのか一目瞭然の結果に、素直に羨ましいと思った。好きなキャラを複数挙げられるだけ

    • 10月が来てしまった

      あなたは10月が好きですか?わたしは嫌いです。 10月はどうも精神的に不調になることが多い気がしていた。単純に年間スケジュールで動く仕事のタスク量的な問題かと思ったら、そうでもなく、転職後も10月鬼門説は拭いきれなかった。 大学生の頃、講義の初めに必ず学生を鼓舞するために、「案山子」を歌う教授がいた。 元気でいるか 街には慣れたか 友達できたか 寂しくないか 今度いつ帰る 実家暮らしの私にはその歌の気持ちは今でも本質的な理解はできてないだろう。ただ、その教授が言ってい

      • 文学フリマ札幌に行った話

         何かを作ることは好きだけど、作品作りというよりは、ただ手を動かすことが好きなだけで、あるいは何かの模倣というかパロディというか内輪向けのノリで何かを作ることが好きなだけで、わたしが作った作品を売った経験といえば、母の職場のバザー向けにミサンガを100本くらい作ったり、ビーズザイクを50個くらい作って持ち込んだくらいのものだ。(日頃お世話になっているので寄贈した作品をを売ってもらい、売上を運営経費にしてもらった。売れ行きも売価も知らない)  そんな中、ちょっとした縁があって

        • 書けなかった夏のnote

            10月1日だ。教育関係に携わっていた時間が長いからか、1〜6/7〜12の半年よりも、4〜9/10〜3の半年の方がずっと体に馴染む。一時期毎日熱中して書いていたnoteをある日パタリと辞めてしまい、その後放置していたものの、下半期のスタートダッシュを兼ねて書いてみることにした。  書けなくなった理由は自覚している。Twitterのとあるハッシュタグだった。男児を女子更衣室で着替えさせることの是非についてのハッシュタグで、タグが生まれた経緯(かなり感情的なやりとりが双方にあ

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        • 子育て関連記事まとめ
          9本

        記事

          ばあちゃんちの昭和の遺物が理解できそう

           先週、とうとう今シーズン初のエアコンをつけた。現在札幌の賃貸におけるクーラー設置率はどれくらいなのだろうか。私の住んでいる物件は幸いなことにクーラーがついているので夏でも心地よい。  そして、スマートリモコンへエアコンの登録をしようとして気がついた。我が家のエアコンはどうやら設置後20年近く経っているらしい。そんな馬鹿な。築7、8年の建物だったじゃないか。  次の瞬間に気がつく。入居してから生まれた息子が小学校1年生なのだから、少なくとも入居後7年は経っている。出産前に

          ばあちゃんちの昭和の遺物が理解できそう

          サマーウォーズを息子と見てみた

           ストーリーのネタバレはないつもりですが、設定には踏み込みますので、未視聴の方はご注意ください。 緩衝地帯  リアタイではさすがに終了時間がアレなので、録画して今日息子と一緒にサマーウォーズを見た。  わたしは3回目くらいだろうか。もう12年も前の作品なことに驚くのと同時に、アバターと共存する世界が見返すごとにどんどん近づいてきたと感じた。確か、初見はDVDを借りてきて、当時お付き合いしていた方と一緒に観たはずだ。普段それほどTVや映画を能動的に観ない人だったので、少し

          サマーウォーズを息子と見てみた

          やるっきゃないけど安請け合い

          ※現在進行中の出来事につき、多少のフェイクが入っています。    やっちまった。企画書を受け取って頭を抱えた。  数日前、上司が珍しく、すごく低姿勢で私に仕事を依頼してきた。録画に使う原稿を読んで欲しいという。大した内容も聞かずに読むだけなら問題ないだろうとOKの返事をした。  妙にホッとしている上司が印象的だった。  今日、実務担当者から企画書を受け取った。軽い感じで原稿を読むだけかと思っていたら、なんとも荘厳な原稿だったのだ。想定視聴者も私の想像と桁が違った。こ

          やるっきゃないけど安請け合い

          どうしても抗いたいもの

           去年だったか一昨年だったか、親知らずが痛むと思ったら、親知らずの一つ手前の治療済みの歯の下でくすぶっていたらしく、どうにもできないほど痛み始めた。  週末に歯医者に行こうと思うものの、週末まで待てないほど痛くなり、24時間鎮痛剤漬けになった。最後の晩は一晩で市販の鎮痛剤一箱近く飲んだらしい。朦朧としていて覚えていない。そのまま歯医者に行き、麻酔をかけたところ、完全に心臓がバクバク、動けなくなってしまい、タクシーで帰宅したものの、すぐ救急車に乗る羽目になってしまった。  

          どうしても抗いたいもの

          小学校からの呼び出し

           小学校から迎えの要請電話が来た。その日は在宅勤務だったのだが、仕事で動画を見ており、電話をすぐ取ることができず、職場にも電話をいただいたらしい。同僚から、電話に気が付かないならメールで、と思ったらしく、私が業務上見るであろう全てのメールアドレスに連絡をくれた。 TITLE:【※至急確認】星野さん、小学校から電話です。  実際には小学校に電話をして状況を把握したのだが、小学校の先生からの電話も、同僚からのメール本文も内容は同じで、「息子が怪我をして泣いているので迎えに来て

          小学校からの呼び出し

          TRPGセッションを覗いてみた

          昨日、友人がTRPGセッションをONLINEで行うというので覗いてみた。  私自身TRPGの存在は知っていた。おそらく最初に知ったのは「CLAMP学園TRPG」だろう。CLAMP学園探偵団の公式ファンブックのおまけコーナー的に掲載されていたもので、当時はふーん、という程度に読んでいた。そういう楽しみ方のゲームがある程度の知識だった。  次にTRPGの存在に触れたのは長期ONLINE人狼ゲームだ。長期人狼ゲームもキャラクターを演じる要素があるのでTRPGと共通点が多いのだろ

          TRPGセッションを覗いてみた

          1000円カットに行ってみた

           実は3年ほど髪を切っていなかった。最後に切ったのは2018年12月、出張に合わせて髪を切った時だと思う。ボブだった髪は背中までのロングになっていた。  癖っ毛でボブだった頃は縮毛矯正が必須だったが、ロングだと重力があるので意外と落ち着くのだ。縮毛矯正は1回の施術に4時間くらいかかる。どんどん縮毛矯正をかけに行くのが面倒になり、ずっと伸ばしていた。  縮毛矯正を諦めたことで髪の痛みを気にせずにカラーを入れるようになった。セルフでのカラーリングだが、思った以上に上手に染まっ

          1000円カットに行ってみた

          Introducing your …

          わたしも息子も出かけないことが平気な人間なので、少し気を抜くと土日ずっと家でダラダラしてしまう。わたしは家事と編み物or裁縫で、息子はレゴと工作で大半の時間を過ごしている。 さすがにそれはどうかと思うので、土日少なくとも1日は出かけることを目標にしている。先週は息子の「この前見かけた路面電車に乗ってみたい」というリクエストを元に、行く場所を考えた。息子と出かけるようになって気がついたのだが、30年以上住んでいるくせに、地元のこと、特に観光名所はあまり知らないようだ。逆に独身

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          電動アシスト付きnote

           昨夜は久しぶりにツイキャスで配信をしてみた。普段は20年近いリアルの友人がツイキャスを頻繁にやっているのと、among usの実況配信を見ている。時間は20時くらいから24時くらいまで。ラジオ感覚で家事をしたり編み物をしながら配信を見ている。  昨日はたまたま友人の配信がなかったので、自分で配信をしてみることにした。内容は編み物をしながらひたすら雑談をするツイキャス配信である。キャンドゥで買ったスマホスタンドにスマホを取り付け、机を見下ろすような構図で固定する。この時、編

          電動アシスト付きnote

          平成5年7月7日、雨。

           どうしても7月7日と書くと天気を書きたくなってしまうのはあの歌のせいだろう。29年前の今日、私の祖父が死んだ。癌だった。  私の目に映る祖父は変わった人間だった。超せっかちで、私の家にやってくるときはベランダからやってくる。駐車スペースからだとベランダから入った方が近いからだ。そしてコーヒーのお湯が沸く前に、とれたての農作物やらお土産を置いて去っていく。万が一コーヒーを淹れたとしても、祖父は猫舌である。氷や水を入れて飲む。コーヒー好きが発狂するかもしれない冒涜だ。せっかち

          平成5年7月7日、雨。

          オンラインゲームの臨終に立ち会った話

          私はファミコン時代からゲームを少しかじったけれど、それほどコアなゲーマーではない。RPGにおける私の戦い方は「THE・脳筋」である。ドラクエでは序盤の街で延々とスライムを殴り倒し、その街一番の武器防具を全員分揃えて、一気に行けるところまで進む、というようなことを繰り返している。(FF8は自分が強くなれば出てくるモンスターも強くなるシステムだったため、開始1時間で断念した。)あまりスマートでない進め方である上に、その戦闘方法もまさに「殴り倒す」である。呪文=回復しか使わず、ひた

          オンラインゲームの臨終に立ち会った話

          私たちの時代の終焉

          ああ、私たちの時代は終わったんだ。 そう自然と笑いが漏れてしまった。 私は別に作曲家でもヴォーカリストでもない、ただのJ-POP好きの人間だ。それでも打ちひしがれるには十分なインパクトだった。 YOASOBIの「夜に駆ける」英語詞版「Into The Night」の話。  私はJ-POPというくくりを知らないころBeing系音楽を聴いて育ち、小室哲哉プロデュースで青春を過ごした、宇多田ヒカルと同世代の人間だ。これは小室哲哉のその後のゴタゴタを知っても、青春の輝きが濁るこ

          私たちの時代の終焉