TRPGセッションを覗いてみた
昨日、友人がTRPGセッションをONLINEで行うというので覗いてみた。
私自身TRPGの存在は知っていた。おそらく最初に知ったのは「CLAMP学園TRPG」だろう。CLAMP学園探偵団の公式ファンブックのおまけコーナー的に掲載されていたもので、当時はふーん、という程度に読んでいた。そういう楽しみ方のゲームがある程度の知識だった。
次にTRPGの存在に触れたのは長期ONLINE人狼ゲームだ。長期人狼ゲームもキャラクターを演じる要素があるのでTRPGと共通点が多いのだろう。SAN値チェックなどという言葉がよく聞かれるようになった。なにを言っているんだと思いつつ、スルーをしていた。
なぜスルーしていたのかというと、TRPGのうち、周囲で話されていたCoCは怖いものだということがわかったからだ。
ただ、よくよく聞いてみるとグロい絵や音声が出てくるわけでもなく、Talkの中での話であれば私も大丈夫かもと思い、友人たちのセッションに陪席することにした。
結果的にTRPGに馴染みのない人間が初めて聞くセッションとして、最適だったと思う。友人たちは一次創作(何かの作品を下敷きにした二次創作、いわゆる同人活動に対して、自ら設定を作り物語を紡ぐ創作者を一次創作というらしい)を趣味にしているような方々だった。ストーリーの膨らませ方、キャラクターの深堀りの仕方がゲームというより、一つの物語を聞いているようで、TRPGに不慣れな人間も聞き続けることができた。
そして気がつけば6時間近くも聞いていたらしい。部屋の片付けや家事をしながら聞こうと思っていたのにPC前に張りつきである。自分の行動にびっくりした。
このゲームにハマる人の気持ちがわかると同時に、自分がこのゲームをプレイする側として向いているのかはわからない。人狼ゲームをプレイしていた頃も、自分のキャラクターに憑依されているというか、うまく体が動く感覚のこともあれば、7日間動かしてもいまいち自分の選んだキャラクターに乗り切れないこともあったからである。TRPGはキャラクター作成もダイスが関与するので、乗り切れるキャラクターを作れるかどうかわからない点が最大の懸念点だ。
懸念だけしていても始まらない。友人の第2回目のセッションに参加することにさせてもらった。実際に演じてみて、このゲームの魅力がきちんと理解できるのだろうと思うと、今から楽しみである。