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自分語りに支えられる瞬間
産む前に、いや妊娠する前に、もっともっと好きなだけ自分語りを残しておけばよかったな。
産後8ヶ月、少しだけそんな後悔をしている。
子どもができて以降、どうにも自分というものがふにゃふにゃと曖昧になった。
手足はいくらでも動くのに頭はぼんやりしている。自分個人としての欲求がよくわからないことがある。漠然と省エネというか、赤ん坊以外のあらゆるものに対して、気力・感情の発動がMAX時の5割くら
7歳の私を変えたチューリップ事件
チューリップが見頃の季節が近づくと、毎年思い出すことがある。
私が初めて身近な他人の表現に強い衝撃を受け、ものの見方までがらりと変わってしまった日のことである。生まれて初めて”芸術”の力に触れた瞬間、と言ってもいいかもしれない。
あれは、小学二年の春のことだ。
私たちのクラスは図工の時間に、校舎と校舎の間にある中庭に連れ出されていた。花壇の花を描く、というのがその日の課題だったと思う
社会に対して口うるさい女には、全部受け止めてもらえる結婚は無理だと思っていた。
自分の結婚について書いてみよう、と思って書き始めたら1万字くらいになってしまった。内容としてはタイトルの通りで、自分を受けてもらえる結婚なんて無理だと思っていたが意外とできてしまった、というだけの話である。ドラマチックな波乱の話などはない。
私が結婚前に何で悩んでいた(どうして理想の結婚が無理だと思っていたか)かや、夫とどう出会って結婚したかをここでは書いているが、どこまでいっても「私の場合
18歳の君は、「大丈夫だから心配」だった
今日、三十六歳になった。
そのことをふまえて何か書こうとパソコンに向かったところ、なぜか高校三年生の時の担任教師Sの言葉が頭によぎったので、それについて書くことにする。
あれは高校卒業間際の、最後の担任面談をしたときのことだ。S先生はしみじみした声で、十八歳の私にこう言った。
「俺はお前のことが心配だよ」
彼が私を心配する理由はおおよそ推測できていた。私が、T高校2005年卒の主流
「生産性のない人たちの支援は後回しだ」とかいうスーパーむかつく思想との戦い方
どうも。31歳という、世間的に言えば産み盛り・育て盛りの年齢でありながら未婚子無しなので日本の少子化対策になんら貢献していない、ついでにいえば収入が低く納税額は微々たるもの故東京都の発展にもたぶんほとんど寄与していない、軍国的な意味においての“生産性”が著しく低い東京都民のライター、小池です。
自民党の杉田水脈議員(衆議院比例中国ブロック)の発言・思想が大変話題になっているようです。話題になった
14歳のときの私は、アラフィフのおじさんに対して「警戒したら悪い」と思っていたなという話。
山口達也氏の事件に対するSNSの反響で、
「その歳なら、男の部屋に行くのがどういうことかくらいはわかったはずだ。うまく断ればよかったんだ」
という意見をかなりたくさん見た。予想はしていたが、かなり攻撃的なニュアンスでそう書いている人も多く、やはりまだまだ「被害者の落ち度を叩く」風潮は強いのだと思わずにいられなかった。
これから、この「中高生だろうと、『女として狙われる可能性』は常に念頭に置い
美人外宣告に泣いた私が、「キレイですね」と言われるまでにやった20のこととその費用。(後編・約1万5千字)
2022/07/30:続編的な記事を書きました
〜前回までのあらすじ〜 美人とばかり付き合ってきた男性に「美人じゃない人との交流は新鮮」などという言葉で美人外宣告をくらった小池。地に倒れ伏した小池の襟首をつかんで持ち上げたのは、凄まじい霊圧を発する神崎恵であった。
「自らを価値無しと思う者のみが、真に価値無き人間なのだ」—ハンス・ウルリッヒ・ルーデル(ドイツ軍人)の言葉が小池の脳裏によぎる。
美人外宣告に泣いた私が、「キレイですね」と言われるまでにやった20のこととその費用。(前編・約1万字)
2022/07/30:続編的な記事を書きました
※7/9 後編をアップしました。
「美人外宣告」に泣いた29の春。 ライターの小池みきです。ちょっと前に30歳になったところです。
約一年前のこと。
どういう流れでだったかは忘れてしまったのですが、私はある日、目上の男性から、「僕は今までに美人な人とばかり付き合ってきたから、小池さんのような女性との交流は新鮮ですよ」と言われたのでした。