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星粒のような日(01.19)
いくつかの日が、星座のように繋がっていく気がした。
はじめて詩を書いた日、その詩を好きだと言ってくれるひとに出会った日、10年経ってもその詩を覚えていてくれたと知った日。
出会ったばかりの人に、「書いて生きていきたい」と言ったら、「柚佳ちゃんがスタート地点に立てば、すべて始まるよ」と言われた。その言葉を聞いて、本当にそうかもしれないと思えた日。
昨年出した『すくいあげる日』という本に、1編だ
本物はあなた わたしも本物
2025年、どう生きていこう。そんなことを考えているとき、星野源さんが紅白で『ばらばら』を歌いはじめた。わたしは急いでテレビの前へ行き、膝を抱え、そのステージを見つめた。
表情、ギターの音、声、佇まい、静寂。吸い込まれるような時間だった。だれにもふれることができない歌を、いま聴いているのだと思った。
源さんは「本物はあなた わたしは偽物」の歌詞を変えて歌った。
わたしも本物。
それを聴いた
借金返済計画のエクセルに込められた、愛と未来。(2019年 she is公募掲載記事)
タイトルとカバー画像は2019年の6月に「She is」というメディアに掲載していただいた私の書いた記事。もうShe isは運営終了し、私の記事は私の事情で削除申請をして消していただいたので見れなくなっている。(この記事の後半でコピペを貼ってます)
それは当時の恋人について書いた記事で、その人とは結局別れてしまった。でもこの記事はぜひ残していてねと言われた。私の大事な作品だからと。
それからだ
私たちは流氷みたいな時間のかけらに乗っている
今思えば、別れは水面下でしっかりと忍び寄っていた。グレーな日々に無自覚だったから、白や黒として認識出来たときに「晴天の霹靂」と感じただけだ。人間関係は、ある日全部がよくなることも、ある日全部が悪くなることもないのだなと思う。見えなくても気づかなくても、何もかもが常に変化している。
私の心が元気になるまでも同じだった。ある日すっかり元気になりました、なんてことはなかった。調子の良い日と大丈夫じゃな