poty!

人の顔より大きい綿菓子をつくれる。

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田舎暮らし

俺はわかってたぜ。 「自分はお前らとは違う」って態度で一線引いてたもんな。 今だって本当は「この程度のものを作って、この程度の小さな田舎町で満足できるやつは幸せだ。」って思ってるんだろ? ◇ ふとした瞬間に世界のすべてが反転してしまう。 以前の私が好んで聴いていたような音楽や綺麗な詩、 そんなものを見聞きしているといたたまれなくなってすぐにすべての情報をシャットダウンしてしまう。 美しい作品や空間、そんなものに対する興味も失われていっている。そういうものに近寄ろうとする

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    • そらを自由に飛びたいな

      わたしのまちがいだった わたしの まちがいだった こうして 空をながめると それがわかる そう彼はつぶやいた そんなにも自分のまちがいを なっとくするときがあったのか そんなに自分のまちがいが 沁みるときがはたして わたしにあったのか  そらをながめないから 部屋の天井しかながめないから わたしはわたしのまちがいをしることができない たった一度でも たった ひとつでも まちがいに気づくことができたら つみあげた すべてが崩れ落ちてしまう 部屋の壁を眺めておぼろげにおも

      • 3月

        なんで同年代の人間は目標をもって生きたり。 住む場所と生き方を自分で決めて生きているのに 俺は好きでもない小汚い田舎で、俺を捨てた父親の残していったジジィとババァの世話しながら身体の弱い母親背負って生きてかないかんねん。

        • 雪囲

          拝啓  冬の名残のまだ去りやらぬ時候、うららかな、、 拝啓 早春のころ、春寒次第に緩み、、、 拝啓、拝啓、拝啓、 どうやら二月が過ぎ去り気づけば三月、春の気配を感じる季節になりましたね。 陽光が心地よく、多幸感にあふれています。 ぼくは相も変わらず心にぽっかり穴が開いたようで、今も空を眺めてわけのわからないことを言っています。 少し恥ずかしいことのように聞こえるかもしれませんが、昔のことを思い出して懐かしくしていました。 3月、いつもどおり、この時期はどこかさみし

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        田舎暮らし

          にっき

          ちいさいころに いえの車で 父と母とおとうとと いっしょに出かけた  ショッピングモール さいじょうかいのちゅうしゃ場はとてもくうきがおいしくて とおくのけしきがいっぱいみえて知らないせかいにきたみたいだった とうめいなエレベーターに乗っておおきなひろばにむかう ひろばではガラポン、なつまつり、いっぱいたのしいことをやっていた 中学生、友達と自転車で出かけたショッピングモール 学校の規則がうるさくて友達同士で出かけるのは少し悪いことをするような気分だった。 もう駐車場

          にっき

          自分のアイデンティティと存在価値・証明を自分のつくるものにほぼ全部乗せてきたせいか、「ものをつくらなくても自分が笑っていられること」と「それはそれで仕方ないし楽しいと受け入れることができる自分」に気づいてしまってから毎日が耐えられない。美大修士1年の冬。

          お昼休み。

          最近何を食べたのか思い出せない。 昨日なにをしていたのか、お風呂に入っているのか。 徒労だけがひたすらに積み重なっていく。 何を積み重ねても安心とは程遠く、 忙しさの中で自分が空っぽになっていく。 その感覚に恐怖を感じる。 でも一番におそろしいことはその忙しさ、恐怖感が常に私に少しの安心を与えてくれることだ。 作業が終わらない、 何もいいものがつくれない。 前に進んでいる実感がない。 能力が足りないから終わらないし進まない。 それでも日々をこなす。 それしか知らないか

          お昼休み。

          近況

          最近は、「辞めるなら今のタイミングかなー」 とかよく考えています。 辞めるにしても、他の色々を捨ててきたせいで何も残らないなー、 その後の自分が何もないなーって恐怖に襲われています。 少し毒付くと、こういう葛藤をずっと抱えて毎日色んなことに向きあってるせいか、 モラトリアムを拗らせていたり、中途半端な振る舞いをしたり、色んなことを言い訳にしている人を見るとすごく不快な気持ちになります。

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          日記

          カメラロールをみる。 2022年1月1日 コンビニおでん、人生で初めてコンビニおでんを食べた日。 そうだ思い返せば友達に「初日の出を見よう」と明け方に呼び出されたのだった。 当時、卒業制作まっただ中のぼくは明け方まで作業をしていた。 少し仮眠をとるかどうか悩んでいたタイミングにやってきたlineに 「いいよ」とふたつ返事で明け方に車で海まで連れていかれた。 車の中で「おつかれさま」と渡された缶チューハイを少し飲んで、寝てしまった。 気づけば朝の9時、外は明るくて初日の出を見

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          日記

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          モラトリアム

          将来やりたいこととか興味あることとかつきたい職業とか自己実現とか収入とか以前にシンプルに大学院周りの環境がゴミ過ぎるのでそこから脱出したいお気持ち。

          モラトリアム

          新しいコートを買いました。

          毎日毎日、電車に揺られていたら、たまに全部を忘れてどこか遠くに行ってしまいたいと思う。 そういった弱くて卑屈な考えの人は大人じゃない、根性がないと言う人とは友達になれない。 そんな人はどうかしている。 根性はあってもセンスがない。 それを大人というなら僕は大人になり損ねたのだと思う。 ホームのベンチに座りながら、 4時間ほど返事をしなかったメールの返事を打ち込む。 【至急 修正のお願い】 正直一度顔を合わせただけでよく知らない相手からの連絡だ。 みんな大人になったなぁ、、

          新しいコートを買いました。

          新年

          「ごめんくださーい」 「ほんと久々だよねぇ。何年振り??」 大晦日。 突然の来訪者は玄関口に立って、笑顔で他愛のない挨拶をする。 「あ、これお菓子とお餅、あと色々お母さんがそっち行くなら持って行けってさ」 「食べる?」 来訪者は玄関でブーツの紐をほどきながら、下駄箱の上に大きなビニール袋をそっと置いた。 中には新年を祝う餅とインスタントの年越しそば。 おそらく年越しをこの家で迎えたいとのことらしい。 『…こっち帰ってきてたんだ。』 「あ、うーん。もう一年くらいになる

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          新年

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          12月

          いつからか好きなことを簡単に好きと言えなくなった。 「好きなことがある・やりたいことがある」という人で本当に頑張ってる人なんて全然いなかったし 「好きだから」という人で本当に楽しんでいる人なんて全然いなかった。 そしてなによりも 「好きなことを好きと言い続ける」「好きであり続ける」には 努力や才能以外にも必要なものがたくさんあるとしっていったから。 冬、今年も一年が終わりを迎えるそうです。 季節は過ぎ去り、木々の葉はおちて、次の春の準備をしているらしいです。 今年のは

          「どん底から世界を見る」

          相方がInstagramでツイートしていたのでぼくもブログのように文章を書こうとかどうとか悩みながら書いています。 気持ち悪い文章と感情を書くことで忙しいなりに僅かばかりの制作意欲とたくさんの承認欲求を満たす生活をここずっと続けています。 12/1,気がつけば師走ですね。 毎日のように「死にてぇなぁ、大学院行きたくねぇなぁ」と口に出しながら毎日のように作業と研究室業務に向き合ってきた1年もあと少しで終わるらしいです。 時間が過ぎさっていくのは、はやいようで1年前には顔も声

          「どん底から世界を見る」

          無題

          さようなら、4年間過ごしたキャンパスをあとにする。 見送りに来た後輩からもらった花束を抱えて毎日のようにくぐった改札を通り過ぎる。 「次はどこで何をするんですか?」 わからないね、と笑い話のように答える。先輩の作品すきでした。なんてよくわからないことを言い始めるものだから、じゃああげるよ。と梱包箱の入ったロッカーのカギを渡した。 おそらくここに来ることはもうないだろう。 特別悪い環境でもなかった、たしかに細かい不満を募らせるとたくさんでてくるのだが、振り返ってみればいい

          缶コーヒーと散歩道

          ____ヒュッ!! スッスッス、ぽちゃん。 川原で水切りをする。空では鳶が飛び交い耳には風の音となびいた草の音。 今日も空は青いです。見える景色は変わりませんが、視界に映る緑の山々は巨大で元気をもらいます。 田舎は嫌い、田舎が嫌い、田舎者は話が通じないとよく言いますが。 私は田舎自体は好きなんだと思います。 一時間に一本のバス、男尊女卑、部落差別、偏見、暴言、嫌いなところを言い始めると日が暮れますがいうほど田舎は嫌いじゃないんだとは思います。 嫌いではない、興味がないと表

          缶コーヒーと散歩道