HSPに「考えすぎだよ」の言葉は科学的にも意味がないーHSP高めさんを脳科学で考察してみた①ー
共感力が高い人(HSP)は、非HSPとは明らかに異なる脳を持っているのだそう。「MRIで脳の神経回路を見れば、その人がどんな人かわかる」と言われるけど、あー覗いてみたい、、!
ミラーニューロンが発達しているHSP
HSP度が高い人はミラーニューロンが発達している。
「他人を映す脳の鏡」と言われるミラーニューロンは、コミュニケーションの発達の基礎となる神経細胞のこと。このミラーニューロンの反応が強いと、他者の行動や痛み感情をまるで自分が実際にやっているかのように感じとる。
小難しく説明してますが、レモンや梅干しなど酸っぱい食べ物をみて唾が勝手に出てくるのは、このミラーニューロンが介在して実際に体感できることなんです。
レモンの法則、あなたは止められる?
レモンを絞る映像を見せて「唾出ちゃうの?深く考えないようにしたら?」って言っても勝手に反応は出ちゃいますよね。これってレモンの法則と呼ぶ人もいます。
結局、ミラーニューロンが発達しているHSP高めの人に「物事を考えすぎだよ、深く考えないようにしたら?」と言ったり、本人が「考えないようにしよう」と決めたところで、勝手に反応は続くし、その性質も基本的には大きく変わらないのです。
頑張って直そう!と固く決めても結果が伴わず、むしろ「その自分はダメなんだ」とさらに凹ませるだけです。
この、自分の持ってうまれたツクリに対し、前向きな諦め(肯定)をせず、ツクリそのものを直そう直そう、と無意識に頑張りつづけてしまう、というのが、ミドリティ(HSP高め)の自己肯定感がなかなか高まらない理由の一つでもあります。
まず、全ては、何事も自分の持ってうまれたツクリを受け入れる(前向きな諦め)ことから、、、。私自身もまだ受け入れてないことはたくさんありますわ!
このHSPシリーズ、自分のブーム中のうちに色々書いていこうと思います。
(参考文献)
共感力が高すぎて疲れてしまう
その生きづらさ隠れ繊細さんかもしれません
敏感すぎて困っている自分の対処法
HSPと不安障害
次回は、「なぜミドリティ(HSP高め)は思い込みを手放しにくいか」を脳科学の視点から考えてみます。
余談ですが、私は10年前に“レモンの法則“を利用したカウンセリングを行う方が教える養成学校でカウンセリングノウハウを教えてもらいました。これはミラーニューロンを利用した方式だったのか、、といま脳科学を学んでリンク中です!