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椹野道流
2024年11月27日 12:36
ランチをいただくために上京した。貴族か。いや、実際はそんな優雅なものではなく、緊張しながらの大事な打ち合わせである。そもそも朝から、在来線が「小動物と接触した」ため遅延しており、余裕を持って新大阪駅に到着するよう予定を組んでいたとはいえ焦った。 あとで、接触したのは鹿だとアナウンスがあった。小動物……? 子鹿だったのかな。かわいそうに。平日だというのに新幹線は混んでいた。紅葉シーズ
2024年11月25日 11:15
いつもより少しだけ遅く起きて、猫たちを世話をして、ふと落ち葉は……と外の溝を見たらえらいことになっていたので、とりあえず掃除に取りかかった。たちまち45リットルの指定ゴミ袋2つが満杯になる。ゴミに出そうかと思ったが、まあまあいい葉っぱばかりだったので、腐葉土になってもらおう。久しぶりに会ったお隣の旦那さんに、「大変やったねえ色々」と言われた。小さな街なので、特に何も言わなくても噂は巡る。
2024年11月21日 12:20
この前の病院での作戦会議で、母の精神状態も考え、なるべく早く退院して、リハビリは通院で対処を……ということになったのだが、そこからの話が本気で滅法早かった。本日いきなり退院である。弟はまったく来る気がない。仕事があるそうだ。私だってそうだよばーか。もしかしたら弟は、次に母に会うのは葬式くらいの気持ちでいるのかもしれない。父のときも、よほど強く言わないと、あれやこれや理由をつけて面会に来よう
2024年11月17日 11:19
昨日やった手続きにともない、いくつかの書類を取り直す羽目になり、コンビニでマイナンバーカードを使ってばみばみと取得してきた。マイナカードにはこの1年あまり、色んな書類発行を楽にしてもらえたので、私自身はとても便利に、ありがたく使っている。そもそも、私がマイナカードに抱いていた奇妙な緊張感というのは、最初期の「たいへん危険なので、誰にも見せないように! 落とさぬよう厳重に保管して!」という、今思
2024年11月16日 14:20
こんどこそ、病院に医療スタッフ、家族(私)、施設スタッフが揃い、母の退院、そして退院後のケアについての作戦会議が開かれた。母が「リハビリ……リハビリは大したことはしてないけど、ひとり若い男の人がいてね」と何故かひとりだけについて以前言及していたのだが、理由はすぐにわかった。なんかこうSKY-HIGH系と言えばわかりやすいだろうか。むしろケーシーが絶妙に似合わないほどかっこいい理学療法士兄さん
2024年11月12日 12:26
昼間はそこそこ暖かいけれど、夜になるとぐんと冷え込むようになった。熱いお茶が美味しい。流行りに乗って、朝は大人用のミロでも飲もうかな、朝ごはんを食べないから、なんもないよりはいいよね、鉄分とかカルシウムとかね……などと思いつつも、まずは加賀棒茶を煎れる。ふと、病棟で看護師さんが出してくれたお茶が「熱くない! まずい!」と憤慨していた昨日の母を思い出す。酷く震える不自由な手でコップを持つのだ
2024年11月11日 10:38
朝のうちに、前庭の植栽スペースの土を整える作業を少し。掘り返してミミズを避難させてから、これで三回目の熱湯消毒。前庭の、秋のヨトウの登場頻度が明らかに下がったので、やる意義はありそう。湯沸かしケトル、たぶんもう10年近く使っている。清掃は定期的にしてきたけれど、樹脂の変色は避けられず、そろそろ交換のタイミングなんだろうな。買い換えたあと、しばらくは庭土の殺菌用アイテムとして働いてもらうこ
2024年11月10日 11:13
夜、実家から持ち帰った書類的なものの中から、近い将来に必要になりそうなものを捜索していたら、ずいぶん遅い時刻になってしまっていた。おかげで今朝は、猫の世話のために起き出したものの動きがゾンビのようだったし、頭も割れそうに痛い。結局、ひととおりやることをやったあとはベッドに潜り込み、長男猫に見守られつつ泥のように二度寝する羽目になった。幸い、昼過ぎにはどうにか起き出して、一日の予定を遅ればせな
2024年11月6日 11:17
朝イチで歯医者さんに電話して、夕方の予約を入れてもらう。受付のお姉さんが「ちょっとお待ちください……」と言って実際ずいぶん待ったあとでの提案だったので、おそらく本気でねじ込んでくれたんだと思う。申し訳ないが、奥歯が砕けて三割がた不在というのはどうにも恐ろしいことなので、お言葉に甘えて行かせていただくことにした。その前に、母のお見舞い。お見舞いというか、リハビリのモチベーションが皆無なので
2024年11月3日 11:07
蕁麻疹がいっこうに引かないので躊躇したが、一応連絡して訊ねてみたら、「蕁麻疹とわかっているなら問題ない。それに服の上からなのでお気遣いなく」とのことで、マッサージに行ってきた。「未だかつてなく背中から腕が硬いです」と驚かれて、この1ヶ月のハチャメチャな出来事たちを思う。マッサージが終わる頃にはとんでもない豪雨になっており、びびりながら帰宅。そして猫たちの様子を見て、今度は母がいる病院に。主治
2024年10月30日 10:13
いつも、読んでくださってありがとうございます!読んだよって、足あとみたいにスキを残していただくことで、読み手の方の気配を感じることができるんだなーと実感しています。サポートやメッセージも、本当にありがとうございます。美味しいおやつを人と猫が頂戴致します。前文終わり!今朝も、病院からの電話で始まった。父のときと違って、容態の話ではなかろう、また大騒ぎしてご迷惑をおかけしているのだろうか……
2024年10月26日 13:01
朝っぱらから、スマホに着電。見れば、母が入院中の病院だ。昨年の夏、この時刻の電話はたいてい、入院中の父の容態が急変したときだったので、心臓がぎゅっとなる。昨日の夕方の手術は万事順調だったと聞いていたし、死ぬような要素は特にないはず……と思いながら通話アイコンを押した。入院時もその傾向はあったが、術後の譫妄もあり、しきりにベッドを降りようとして危ないので、拘束を認める書類にサインを、というの
2024年10月24日 12:05
朝、「やっぱり今日、お母様を病院に再診させたほうがよいと思うので、現状把握のために同席してください」と、施設から連絡があった。予想はしていたので、とにかく施設に出向くことにする。到着したら、もう母は病院へ運ばれた後だった。すぐ筋向かいの病院へ行くと、ちょうど検査が終わったところ。診察室に入り、レントゲンを見るなり、つい「あー」と声が出た。大腿骨がポキリと首折れになっている。そんな気はし
2024年8月29日 11:15
ようやく母の施設が面会可能になった(感染症発生で面会差し止めが続いていた)ので、書類にサインを貰う必要もあり、会いに行った。職員の方々は、皆さん笑顔で迎えてくださる。挨拶の声も無駄に大きくなく自然なのがいい。母は何故か職員さんたちのワークステーションのカウンター前で、車椅子に座って寝ていた。おいおい、そんなとこで寝とるんかい。「ここが落ち着くみたい。お仕事なさっている気持ちなんだと思います