ちょいちょい書くかもしれない日記(タコパ)
いつもより少しだけ遅く起きて、猫たちを世話をして、ふと落ち葉は……と外の溝を見たらえらいことになっていたので、とりあえず掃除に取りかかった。
たちまち45リットルの指定ゴミ袋2つが満杯になる。
ゴミに出そうかと思ったが、まあまあいい葉っぱばかりだったので、腐葉土になってもらおう。
久しぶりに会ったお隣の旦那さんに、「大変やったねえ色々」と言われた。
小さな街なので、特に何も言わなくても噂は巡る。
そして、「色々大変」はまだおさまっていない。「継続して大変なままです」と言ったら、「そやろねえ」と穏やかに相づちを打たれた。
証券会社の件は、「父の相続のときのやり取りで、相手は姉ちゃんの素性が確かやって知っとる。それやのに本人に直接会わんと住所変更すら認められんと言うんやったら、もう姉ちゃんとしては手ぇ引いたらええん違うか。十分に筋は通しとるで。姉ちゃんは顧客やないねんから、会社のルールに付き合う義理はないやろ」と弟が言う。
それもそうだな。奴はたまに、凄いド正論を繰り出してくるので驚く。
「言われるがままに面会を設定して、そのせいで施設に感染症が発生したら、そのほうが嫌やろ」とも言われた。
本当にそれな。
というわけで、いったん忘れることにした。
過去に色々とよろしくない事例があったのだろうとは察するが、今回のことは、私が母の財産に手をつけようとしたわけではないのだ。
ただ、住所が変わるだけ。それも怪しい場所でも何でもない。
実家を処分して転居するならまあそこだろうな、という場所である。
弟が言うとおり、住所変更ができなくても私自身はまったく困らない。
母だって、今さら困りはしない。
先方が変更方法を煩雑にしたのだから、勝手に困ればいいやという結論にひとまず達した。
先方に社内ルールがあるなら、当方にも公衆衛生と心のルールがある。
ゆえに、放っておく。
無茶を遠そうとしているのは、現時点ではそこだけだ。
住所変更の代理申請の手順と必要な書類を教えてくれた他のすべてのところでは、粛々と手続きを続けることにする。
実家の最終片づけを友人が少し手伝ってくれたので、とても助かった。
ふたりいれば簡単な作業も、ひとりだとやや煩雑になりがちなので。
昨日、タコと小エビを買っておいたので、昼はたこ焼きにした。
ネットの評判を聞いて、炎たこⅡを買ったところ、あまりの焼き上がりの素晴らしさに、毎度、感服してしまう。
何しろ、火力がいい。たこ焼きは時間をかけてじっくり焼いたりしてはダメなのだ。
ガッと焼いて、ガッと食べなくては。
私はタコがあまり得意ではないので(せんべいなら平気なのだが。味というより、あのぐにゅっとした食感が苦手なのだと思う)、小エビとチーズとコーンを入れた。最高の取り合わせである。
私はひとりでも平気でたこ焼きをするタイプの人類だが、やはり人数が揃ったほうが楽しい。
夕方、あるもので適当に恒例のお弁当を作って客人たちに持たせ、駅まで送った。
帰ってきたら、たくさん相手をしてもらった猫たちは、あちこちでぐうぐう寝ている。
新入り猫が、早くこの仲間に入れますように……というのは私の勝手な願いで、新入り猫自身は、特に個室でひとりぼっちが寂しいとか、そういう感じではなさそうだ。呑気に楽しそうに過ごしている。
ただ、寒いのでエアコンをつけてやろうとしたら、吹き出してくる暖かい風が怖いらしく、大きな声を上げて怯えてしまった。
慌てて消したが、さすがに外よりは暖かいとはいえ、いつまでもあったかパネルだけというわけにはいくまい。
風が出ないものといえば、オイルヒーター……?
いや、それはちょっと光熱費が厳しい。
床暖房は仕事部屋しかつけないので、早いところ隔離部屋を出てくれるよう祈るしかないか……。