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ちょいちょい書くかもしれない日記

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気が向いたら覗いておくれよ。
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2024年7月の記事一覧

ちょいちょい書くかもしれない日記(車椅子チェンジ)

ちょいちょい書くかもしれない日記(車椅子チェンジ)

新型コロナに感染したせいでしばらく行けなかった母の面会に、朝から行ってきた。
施設の午前の面会は10時半と決まっていて、あらかじめ予約する必要がある。
マスク着用は当然として、面会人数は2人まで、時間は20分以内、居室での飲食は禁止と、感染症対策がかなりしっかりしている。ありがたい。
母は共用スペースにいたようで、車椅子でゴロゴロと介護士さんに運ばれてきた。
ちょっと痩せた、と感じた。
昨夜、新し

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ちょいちょい書くかもしれない日記(居抜き)

ちょいちょい書くかもしれない日記(居抜き)

編集さんと、打ち合わせランチがあった。
お仕事をご一緒する前に、私が私生活のすったもんだと健康問題でしばらく開店休業状態になってしまい、その間に異動してしまわれたのだ。
引き継いだ担当編集氏と共に、一度お食事を……ということでお誘いいただいた。
たいへん申し訳ない話である。
店の近くのパーキングが珍しく空いていて、よかったと思いながら停めて外に出た瞬間、帰りたくなった。
暑い。というかもう、陽射し

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ちょいちょい書くかもしれない日記(ふだんの食卓)

ちょいちょい書くかもしれない日記(ふだんの食卓)

友人が、おうちの用事を済ませた帰りに急遽、我が家に宿泊することになり、慌てて掃除などをして迎えに行った。
暑いので本当は駅前で氷が食べたかったが、タッチの差で提供時間が終わっていたので、他の店でパフェを食べた。
果物屋さんが経営するパーラーだけあって、果物を使ったパフェは本当に美味しかった。
ただ、縦横に仏教関係の塔のようにバナナの輪切りを積み上げたチョコバナナパフェは物凄いボリュームだった。

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ちょいちょい書くかもしれない日記(真夏)

ちょいちょい書くかもしれない日記(真夏)

水金と続いた講義のダメージでヘロヘロしている。
ちょっと病み上がりには過ぎた負荷だった。
わかっていても、やらねばならんときはある。やむなし。
実は、家の中で具合が悪いのは私だけではない。
ここ半年あまりずっと調子が悪かったデスクトップPCが、昨日ついに「そろそろマジであかんやで」的な素振りを見せた。
そのあと急に調子がよくなったのだが、これまでの経験からして、これは「滅びの前の明るさ」である。

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ちょいちょい書くかもしれない日記(色校)

ちょいちょい書くかもしれない日記(色校)

来月末に出る本の色校を、担当さんが送ってくれた。
8P分が一枚にまとめられているので、紙がでかい。
つるつるした分厚いいい紙だ。
仕事から帰ってきたら届いていたので、ベッドの上(他に広げられる場所がない)でびろびろと広げてみたら、さっそく猫たちが代わる代わるに寝る。
寝心地がいいのだろうか。あとで私も試してみよう。
物凄くたくさん写真が詰まった、欲張りな本になりそうだ。
早くたくさんの人に見てほし

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ちょいちょい書くかもしれない日記(天神祭)

ちょいちょい書くかもしれない日記(天神祭)

ちょうど一年前、ケア付きマンションに移し、少しずつ体調を整え、日常生活を立て直してもらおうと思っていた父の容態が急変し、病院に救急搬送されて入院することになった。
夕方、様子を見に行って父の異変に気づいた私が、父を入院させて帰途に就いたのは、日付をまたいで深夜2時過ぎだった。
天神祭は、救急の待合室のテレビで、ぼんやりと眺めた。
楽しそうな芸人さんたちも、美しい花火も、何だか遠い世界のことのように

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ちょいちょい書くかもしれない日記(マイク)

ちょいちょい書くかもしれない日記(マイク)

午後いっぱい講義だった。
新型コロナウイルスに感染すると、私はやたら呼吸器にダメージが来るほうで、声を出しにくい、喉が痛い、すぐ咳き込む、息苦しい……という状態が長く続く。
前回に引き続き今回もそうなので、必ずマイクを用意してください、と学校には事前にお願いしていた。
用意してくれた……のはいいのだが、「凄く調子悪いんで使えるかどうか」と講義開始寸前に言われた。
調子が悪いとわかっているのにそれを

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ちょいちょい書くかもしれない日記(解約)

ちょいちょい書くかもしれない日記(解約)

ようやく遺産分割協議書ができ、相続申告も提出はしたので、父の銀行口座の解約に着手できるようになった。
もっと体調が落ち着いてからでいいのでは……と言ってくれる人もいるのだが、そうはいかない。
遺産分割協議書を作るべく残高証明を出してもらうときに、父の口座を悉く凍結してもらったわけだが、そのときに提出した色々な書類の有効期限が切れる前に解約してしまわないと、また振り出しに戻るのだ。
めんどくせえ(正

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ちょいちょい書くかもしれない日記(2回目の)

ちょいちょい書くかもしれない日記(2回目の)

我が家の末っ子猫と出会った日から、2年が経った。
大雨の夜、鳴き声だけを頼りに茂みの中から助け出した小さな小さな子猫は、ハラヨワを乗り越え、立派な青年猫に成長した。
ひとりで大きくなったような顔をするのは、人の子でも猫の子でも同じであるようだ。
先住猫たちも末っ子猫もよく頑張りましたの意を込めて、以前、イベントで読者さんがくださった見るからに上等な猫缶を開け、豪華ディナーを催した。
みんなもりもり

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ちょいちょい書くかもしれない日記(バターチキン)

ちょいちょい書くかもしれない日記(バターチキン)

父の死後、既に処分した物件の火災保険が、まだ生きていたことが発覚した。
更新のお知らせが来ないと気づけない代物がちょいちょいまだあるのだ。
母が健在なら、あれとこれとこれと……とパキッと教えてくれたと思うのだが、そんな情報は軽やかに脱ぎ捨てて久しい認知症ライフである。
頼りない私が、ちまちまと頑張るより他がない。
勿論、更新は取りやめてもらい、物件の売却日から逆算して多少は払い戻しがあるということ

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ちょいちょい書くかもしれない日記(体力回復)

ちょいちょい書くかもしれない日記(体力回復)

咳と息苦しさは相変わらずだが(そして昨年の経験から、これはおそらく月単位で残る)、比較的ぐっすり眠れるようになってきた。
恐ろしいことに、これは新型コロナウイルス感染症からの回復に加え、髪を切った影響も大いにある気がする。
昭和の婆がやっていたように、こめかみに切った湿布を貼らずにいられなかった額の激痛、頭皮の激痛が、切る前に比べたら70%ほども減じた。
うなじの痛みもだいぶ軽くなってきた。
「髪

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ちょいちょい書くかもしれない日記(トマトソース)

ちょいちょい書くかもしれない日記(トマトソース)

玄関先で鉢植えにしているミニトマトは、恐ろしく樹勢が強く、三本立てた支柱にぐるぐる巻き付けるように育てても、180cmの高さを使い切る。
実はミニトマトにしては大きく、ミディトマトにしては小さい。そんなサイズで、けっこうたくさんなる。
皮はしっかりしたタイプなので、雨に当たってもめったに実割れしない。
梅雨の時季に結実するので、この打たれ強さはけっこう嬉しい。
そんなわけで、毎日、水やりのたびに真

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ちょいちょい書くかもしれない日記(ラプンツェル)

ちょいちょい書くかもしれない日記(ラプンツェル)

塔から長い長い髪を垂らしただけでなく、それをロープ代わりにして王子様に上らせたラプンツェル……。
子供の頃はそんなことを微塵も思わなかったけれど、今、思う。
あいつ、とてつもなく頭皮と首が強ぇ。ただもんじゃねぇ。
私は胸にも届かないうちに力尽きてしまった。
頭皮の凝りと痛みに耐えかねて、髪をバッサリ切ったら、まあ頭が軽いこと軽いこと!
耐えがたかった頭皮の痛みも、うなじの痛みも、ずいぶん軽くなった

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ちょいちょい書くかもしれない日記(散髪)

ちょいちょい書くかもしれない日記(散髪)

療養せねばならんとはいえ、ずっと寝ていたら体力が落ちていくばかり。
膝の負傷も、そろそろ使いながら整えていきたいところ。
途中で電池切れしても別に構わない、あまり激しい動きがない、そしてなるべく若干の生産性を求めたい。
買い物、あるいは散髪が適当であろう……というわけで、美容院の予約を取った。
私が長らく行きつけにしている美容院は、紆余曲折を経て、ほぼ予約制、美容師ひとりだけで、他の客と被らないシ

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