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ちょいちょい書くかもしれない日記(トマトソース)
玄関先で鉢植えにしているミニトマトは、恐ろしく樹勢が強く、三本立てた支柱にぐるぐる巻き付けるように育てても、180cmの高さを使い切る。
実はミニトマトにしては大きく、ミディトマトにしては小さい。そんなサイズで、けっこうたくさんなる。
皮はしっかりしたタイプなので、雨に当たってもめったに実割れしない。
梅雨の時季に結実するので、この打たれ強さはけっこう嬉しい。
そんなわけで、毎日、水やりのたびに真っ赤になったのをもいで玄関の靴箱の上に置く、というのを何日も繰り返していたら、体調不良で手を拱いているうちに、大量のミニトマトがたまってしまった。
ざっと30個はある。
「買ったら高いよ~」と言いながら、ざくざく洗って、二つに切って、少なめのオリーブオイルと砂糖と塩だけでガンガン炒め、出てきた水分で煮た。
トマトを使うときは、水煮缶ひとつにお砂糖大さじ1入れなさい。
それが、イギリス留学中、イタリア人のクラスメートに教わった掟だ。
今も守っている。
私は皮の歯触りがすごく嫌なので、トマトを煮て潰しながら、すべて剥がして捨ててしまう。
ギリギリまで煮詰めて、30個のミニトマトを、1人前のトマトソースにした。
なかなか豪快な贅沢だ。
庭で茄子もいい感じの大きさになっていたので、ひとつもいできてざく切りにしてショルダーベーコンの切り落としと炒め合わせ、トマトソースを足して煮立たせる。
そこに茹で上がったパスタを放り込み、しっかりあえたら出来上がり。
パルメザンチーズをバサバサと、喫茶店だったらマスターに渋い顔をされそうなくらい振って食べた。
今、呼吸がやや苦しくて麺をすするのが難しいので、フォークで巻いて食べられるパスタが助かる。
ミニトマトは味が濃いので、甘さと酸味が鮮烈で、とても美味しい。
食べ終わってから、トマ玉炒めを作ろうと思っていたんだった……と思いだした。
次回の収穫をお待ちください、である。さほど日数はかからないはず。
あばれる癖毛のショートカットは、起きたらしばらくの間ビーニーかターバンを被っておけ、それだけでもおさまりがよくなる……というパイセンの知恵を授かった。
昨夜はヘアアイロンでのばしてから寝た。
だいぶ大人しくなったが、ヘアアイロンは管理に気を使う。猫が熱いところに触れる構造、あまり嬉しくないのだ……。
かといって、冷めないうちに戸棚に入れるわけにはいかないし。
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