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【V】食物連鎖ピラミッドから知る、ヒト本来の食の在り方とは

さて、今年最後のベジタスです。

最後くらいは最初から、マジメなお話モードでいきましょか〜。

みなさま、よろしくて?
(言ってるハナから、誰やおまいはw)


「え〜?恒例のつまらんギャグの連打(ヒドい…w)はないの〜!?」

……という希少で貴重な私のファン(?)の方々にはたいへん心苦しいのですが、今回はすぐに本題に入りますよ!

よろぴくお願いしまぷ〜。
(そうは言っても、意地でも何かをやりたがるw)



今月のベジタスのテーマは「過食」です。
過食の最終回でもある今回は、「ベジタリアン」の内容も織り混ぜてみようと思います。

ベジタリアンについては最近、ベジタスでほとんど触れてませんでしたし。


だから過食と言えば、個人的にもこのお話をしないわけにはいかないのです。


それが「食物連鎖ピラミッド」のお話。

さらにこれは私が約18年前にベジタリアンになり、それを継続している大きな理由のひとつでもあります。


これは他ではあまり聞くことのない(言っちゃいけないのかなw?)理論のひとつです。
少なくとも、私は他では聞いたことがありません。

ご興味のある方はぜひ、最後までお付き合いください。




ピラミッドをよく見てみると


ここの説明は要らないとは思いますが、食物連鎖ピラミッド。

あなたも昔、学校などで習ったことがあるはずです。

いらすとやさまから拝借。
シンプルイズベスト〜♪

さて、画像についてはまったく問題は無いのですが、でもでもよく見てください。

ちょっと、違和感を感じませんか……?


もちろん、とても簡略化してありますので大部分の生物は省略してあります。
さらに植物の下に、微生物やバクテリアなどの解毒・分解者が存在します。

それとは別に私が違和感を覚えるのは、
家畜とそれを捕食する人間の「数」です。



上の生物はもっと多く、下の生物はもっと少ない


まさにこの見出し通りの結論になるのですが、
環境破壊により生産者である植物類の数は近年激減の一途をたどります。
世界各地の砂漠化が止まりません。

逆に、私たち人間や家畜の数は増加するばかり。
(日本人はさすがに限界がきて減少しておりますが)

今や地球の人口は80億人を超えております。


……ん?
この構図はどこかで見ましたね……。
たしか年金……
(ミナマで言うな!それはみんな分かっとるw!)

例のシステムと同様に、自然界のピラミッドも高次消費者の激増による崩壊が目前なのです。


実はちょっと気になったので、今回地球上の生物の割合を調べてみました。

さすがに全種族を調べることはできませんでしたwが、哺乳類だけならデータがありました。

60%……牛・豚などの食用の家畜
36%……人間
4% ……その他の野生動物

環境再生保全機構コンテンツ内の文章より

想像以上の数字にびっくりぎょうてん!
野生動物の住むところ、人間と家畜に取られてほんとに無くなってんだな!

そういえば昔は野良の犬猫はもちろん、サルやらキジなどの野生動物も近所でよく見かけました。
(おまいは桃太郎かw)

今は田舎でもめったに出会いませんね。
あ、たまにイノシシには出くわしますがw



「肉の過食」は、自然界の掟破り


だからと言って、

「今すぐ人間の数を減らそう!」

なんてどこぞのサイコなテロリ○トみたいなことはいたしません。


するわけがありません。バカバカしいでしょw
そして、する必要もありません。

なぜなら、もしこのまま人間が考えと行動を改めないのならば、自然界がやってくれるからです。
いえ、もうやってくれている、と私は思っているんです。
(今回、アンタ、ちょっと恐いぞ……)


お話をピラミッドに戻しますが、ピラミッドの上に行けば行くほど、その数が少ないのが自然界の正常なバランスです。

と同時に、上に行けば行くほど自分が食べる物も少なくなることも、お分かりいただけるでしょうか?

当然と言えば、至極当然な理論です。


高次の生き物は確かに、肉食動物が多いです。
陸上のライオンやトラ、空のワシやハヤブサ、海のサメやシャチしかり。彼らはみんな肉食動物です。

ただ、彼らは肉を食す代わりに、量を食べることを自然界から禁じられています
前々回に少し触れましたが、肉食動物は基本的にいつも飢餓状態です。

もし彼らが草食動物を片っ端から勢いよく食べてしまうと、ピラミッドがあっという間に崩れてしまうからですね。
単純な理由です。


つまり自然界は、

「いかなる者にも、(特に肉の)過食は許可していない」

ということが分かります。


その禁を犯す者が増えると、その種はそれ以上の天敵を以て数を減らされることになります。

現代人に生活習慣病が増えたのも、コロナがまん延したのも、あるいは人同士の戦争に至るまで。



何か、これに通づるものを私は感じてしまうのです。



植物食なら、いくら食べてもいいの?


「じゃあ、ベジタリアンになったら、肉じゃなかったら、たくさん食べてもいいのか!?」

……というご指摘。ごもっともです。
そう来ると思いました。
(ほんッとに今回は輪をかけて性格悪いなw!)


もちろん、植物食だからといって、過食は厳禁。
それ相応の代償を負うことになるでしょう。

まさに因果応報、それこそ身土不二。
生命の無益な大量殺戮はNGです。


ただ、動物に比べて植物は生命力(繁殖・成長・再生力)が動物の比ではなく、そもそも生産を担う種です。
肉を食べるよりは、多くの量を食べて差し支えありません。


たとえば、肉を野菜などに置き換える(牛や豚が食べた飼料に換算する)と、ざっくりと肉100gに対してキャベツ20玉以上になるそうです。

キャベツ20玉。
これを一食で食べられるぞ!…という方は………

すみませんでした、さすがにこれはイジワル過ぎですねw
つまり肉の100gも、私から言わせれば十分に食べ過ぎなんです。



唯一「大食」を自然界から許されている者たち


ところで、それでもどうしてもたくさん食べたい!
……という方へひとつこんなお話を。

実は、自然界には過食を通り越して「大食」を許されている、うらやましい(?)種がいるのです!


「ええ?ナニソレ!なれるのなら、ソレになりたい!!」

人によってはそんなリアクションをするかもしれませんが、まあ、早まらないでくださいw


その種とは、微生物やバクテリアといった、いわゆる「分解者」たちのことです。

……上げたり下げたりして申し訳ありませんでした。


彼らの役割をご存知でしょうか?

彼らは役目を終えた生命を「分解」するのが本分です。簡単に言えば、死骸や排泄物などを食べて分解し、土に戻しているわけです。

彼らは身体の造りも簡単で、基本的に口と腸と肛門しかありません。種類によっては肛門すらありません。
自分が排泄するより早く、役目を終えて死んでしまうからです。

つまり、自らの身体もろとも、腐敗した有機物を分解・無毒化するのが使命なんですね。
……あ、ちょっと泣けてきた……。


彼らは基本的に、際限なく食べることができます。
というか、満腹時が寿命です。

いくら使命とはいえ、自然界の掟って、げに残酷な一面も持ち合わせているんですね。

「分解者」のお話はこれだけで本が2〜3冊書けるんじゃないかというくらい深い内容なので、来年別途マガジンを作って書いてみよう思っています。


あと、人体の中にも同じようなはたらきをしている者がいます。
それに関してはこちらの記事をご参照ください↓

ガン細胞に対する感覚が、少しは変わると思います。  



ヒト本来の食の在り方とは?


「ヒトは万物の霊長類である」

これは確か、中学校あたりの理科の教科書で読んだ覚えがあります。


なるほど、確かに知能は他の生物と比べ著しく発達し、高度な文明を築くに至りました。

ただ、私の本音を最後に言わせていただきますと、
それに「食欲の退化(ピラミッドの上位は少食)」がまったく伴っていないのです。
未だ、獣と同等かそれ以下です。


こんな進化になっちゃったのも何かしらの意味があるとは思いますが、
ヒトの進化の間違いをひとつ指摘せよと言われれば、私は迷わず上記のように答えます。


「食べるな!」とは決して言いません。
(私もそれなりには食べてますからw)
ただ願わくば、いま一度、再考をお願いしたいのです。

今あなたは目の前の食べ物を、ほんとうに食べたくて食べているのでしょうか?
惰性や習慣というだけで、食べ過ぎていませんか……?

いま一度、手を合わせて「いただきます!」と毎食言ってから、食べてみてほしいのです。



はい。
というわけで、今月のテーマ「過食」でございました。


ん~~、やっぱりこうなった!
予想はしとった!
絶対ガチガチのベジタスになるとw!

最後は耳を覆わんばかりのイヤ~な内容になってしまい、たいへん申し訳ありませんでした。
たぶん、最後まで読む方は少なかろうと思い、後半少し、開き直りが入ってますねw
失礼しました。

でも、私がベジタリアンを続ける意図が少〜〜しでもお伝えできたらいーなー♪
なんて想いもありつつ、書きました。これは正直。


「みんな食べてるから、みんながそうだから。」

といって、その先に道が無いことを知ってしまったとき、あなたはどうしますか?


私はまず自分だけでも、と思って行動を変えました。
すると意外にできるものだと思いましたし、意外に同じような考えの方も多くいらっしゃることを知りました。



とは言っても、それでもみんなと一緒に足並みそろえて歩くのも勇気のいる決断です。


どちらを選ぶも、やはり自由なのです。

あなたらしい、最幸の人生につながる選択を切に願います!


最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!まいけるでした。

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