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書くことを楽しむためのマガジン

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書くことを楽しく続けるためのヒントを集めたマガジン。 書くことに疲れたらここでひとやすみ。
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#文章

凡人が原稿に集中するための9つの必勝法

原稿を進めるコツは、なによりもまず「自分は意志が弱い」と認めることです。 パソコンをおもむろに開いて、原稿をさらさらと3時間書き進めて「ふーむ、今日はざっと1万字か、やれやれ」みたいな人はいません。村上春樹しかいません。 だいたいの人は、パソコンを開くとまずツイッターかフェイスブックに直行して1時間ほどウダウダし、「はぁあ、原稿やんなきゃあ」とのたうち回った挙げ句、1行進んでは1行消し…とやっているうちにイヤになり、またSNS地獄にハマる、というのが相場となっております。

なぜあなたのnoteは読まれないのか

「9人」。 これ、私が初めて書いたnoteの閲覧数。 掲載してからもう3日も経ってんだよ? 3日も経ってこれ? というかこの9人の閲覧数って、絶対に私の閲覧数も入ってるでしょ。だとしたらもう読んでくれた人って実質3人とかなのでは。 あまりに辛くてもうそのnoteのアカウントは更新してないんだけど、私この時、本気で考えた。 「なんで私のnoteは読まれないのか?」 9人という数字があまりにショックでちょっと本気出して考えた。 水曜日の夜。 仕事終わってお風呂入って

「自分の文章の売りってなに?」が一発でわかる方法を編み出した

「なんでも書けます!」っていうライターよりも「相続関係の記事ならまかせてください」「論理的な文章が得意です」「人を笑わせる面白い記事を書きます」みたいに、尖らせた方が仕事に結びつきやすいとはよく聞く話。 でもさ、自分の文章の売りってなに?ってぐるぐる考えて行き詰ってしまうことあるよね。 とくに、自己肯定感が低めの人(わたしのことですっ!)ほど、自分のアピールポイントをことばにするって難しい。 そもそも自分の強みを客観視するっていうのがなかなかできないし、「これかな?」っ

【なるべく意識を低く保て】 書けないと悩む人のための、原稿の書き方 : 〜雑誌原稿を実例に〜

この記事は、執筆業を15年(専業5年/副業10年)ほど続けている人間が、どのように原稿を書いているかを解説する、執筆メイキング記事です。 私が2年、寄稿していた『本の雑誌』新刊レビュー原稿を例として、初稿から完成稿までどのようにバージョンを重ねているか、説明します。 ◆【前置き】この記事を書いた背景◇想定読者 想定読者は、「原稿をなかなか書き出せない人」「原稿を書くのに時間がかかる人」「原稿を思うように書けずに苦悶している人」です。 ◇きっかけ もともと本稿は、執筆

読みやすい文章を書くコツ。私が気をつけている7つのポイント

今日はクリスマス。そんな巷の華々しさをよそに、うちの会社では編集のピークの時期を迎えている。 私は、会社では専門誌の編集を担当している。毎年この時期は提出された原稿を校正し、入稿できる状態まで仕上げていくため、忙しい。 「ライターさん」に原稿を依頼しているわけではないので、クオリティはさまざま。文章がそれほど得意ではない人も書いているし、かといって専門的な内容なので外注も難しい。 文章に正解はない。しかし、読まれる文章を考えると、気をつけるべきポイントはある。 私も自

「という」と「こと」を減らすだけで、文章はぐっと読みやすくなる

と思っている話です。もはやタイトルでぜんぶ言ってしまった。 せっかくなのでもう少し続けます。 2020/05/03追記:第二弾?書きました なぜこの記事を書こうと思ったか。 先日、執筆した「はじめてのUIデザイン」の一般販売がスタートしまして。 この本がまだ初稿になる前、共著者のみなさんと執筆真っ最中の頃に何度か打ち合わせがあったのですが、そこで「書籍的な文章を書き慣れてない人って、"という"と"こと/もの"を多用しがちなので、この2つを抑えるだけでも文章がシュッとする

「など」「のような(に)」を減らすだけで、文章はぐっと読みやすくなる

と思っている話です。もはやタイトルでぜんぶ言ってしまった。 せっかくなのでもう少し続けます。 みなさんこんにちは、THE GUILDの @ryo_pan です。昨年、こんなnoteを書きました。 今回は「という」「こと」に続き「たぶんアレを減らしたら読みやすくなるんじゃないか?」と気付いたのでご紹介します。 『はじめてのUIデザイン』、改訂版が出ました上記noteを書くきっかけになった書籍『はじめてのUIデザイン』は発売当初よりKindleでの販売リクエストが多く、その

文章を早く書く「たった1つのコツ」

文章を早く書くコツは、 「考える時間」と 「書く時間」を分ける。 以上。これだけです。 「書くのに時間がかかる」人は、考えながら書いている 書くのに時間がかかる人は、 「考えながら、書いている」 だから、 こんなこと書いていいのかな、 あれ、話がズレてきたな なんかもっといい表現ないかな この話前もしたかも なんて、 頭の中でぐるぐる考えながら書くから、 時間がいくらあっても足りない。 文章を書く4ステップ 文章を書く時は、 1、内容を考える 2、話を組み立てる

半年間、ライティング業を続けて得た文章を書き続けるコツ-後編-

2回続けて"書き続けるコツ"をシェアしてきたが、今回で最終回。ひよっこライター/編集サポートが気づいた、最も重要なコツとは。 自分の文章に自信のない方、自信はあるんだけど進みが悪い方、ブログやnoteが続かない方、編集に興味がある方のご参考になれば。 ▽前編はこちら ▽中編はこちら 7. 原稿のフィードバックを蓄積して振り返る 最後に、1番重要なコツを書く。それは原稿のフィードバックをもらい、データベース化して振り返ること。自分の文章の癖から逃げないことだ。 ライ

ひらがなで書くべき漢字を全て紹介します

漢字で書ける言葉をあえてひらがなで表記することを「ひらく」と言います。一般的に読みやすい文章のバランスは漢字:3 ひらがな:7と言われています。 ついつい調子にのって文章を書くたび変換ばかりしていると、このバランスが崩壊してしまい、大変読みにくい文章になってしまいます。 ですから3:7のバランスをつくるためにも「ひらく」は積極的におこなうべきなんです。 しかしこういうと、ある1つの疑問が残ります。 「ひらくことが重要なのはわかったけど、じゃあどんな漢字をひらけばいいの

要点を見極める(国語と手帳のお話)

今回は夏休みが始まるということで前半は中学生・高校生にも役に立つ国語の成績を伸ばす方法、後半はその国語の話を取り入れながら大人にも役に立つようなお話を書いてみたいと思います。 * 私は塾講師時代、自分で言うのもなんですが生徒さんの国語の成績を伸ばすのが得意でした。 中学生対象・高校受験のための塾だったので中学の国語が主です。 でも卒業した高校3年生の子たちが推薦やAO入試で作文や小論文の書き方を教えてほしいとも来ていました。 小論文は国語力・文章力が必要なのはもちろん

心が動いたことを書きだす練習

noteのトップページに「あなたへのおすすめ」と称して わたしが好きそうな記事を教えてくれるこの機能。気に入っています。 だいたい、おすすめのnoteはタイトルからして 「面白そう!」 「どんなこと書いてあるのかな?」 と惹かれてクリックしちゃいます。 心が動いたことを書きだす練習今週から新たな試みとして、読んだnoteの中から心が動いたものを書きだし、どこに惹かれたのか深堀をしています。 これ、やっていると発見が多くて勉強になります。 同じ楽しいの感情でも表現の方法は

「え?そんなカンタンでいいの?」シンプルすぎて誰でもできる〈すず流・noteの書き方〉

ども、すずです。(@suzu_ma_ma) ここ最近、 といった、 嬉しいお声をよくいただくようになりました。 しかし… ぶっちゃけ言うと、 私自身、そこまでライティングは勉強していないんです(笑) なんて思われるかもしれませんが、 そんなことはありません。 なんなら、「誰かの目に触れるような文章」なんて、 これまで生きてきて書いたことがありませんでした。 とはいえ私も勉強したので、 最低限のライティング知識はあります。 でも、実践するにあたり ちゃんと使った

自分の言葉のクセ

noteを書き連続更新95日目。あともう少しで目標の100日に到達する。 今日は文章力アップのために書いたnoteを振り返り、自分の言葉のクセを見てみたいと思います。 同じ言葉を2度づかいこーゆう場合はどうしたらスマートに見せることができるのでしょうか?1つの文章に同じ単語が2回使われているとしつこく感じませんか?シンプルに 後ろの単語を削っても文章としては意味が通じるから省けばよさそうですね。 共感を求める言葉共感を求めるあまり多用する言葉。無意識のうちに承認欲求を満