「自分の文章の売りってなに?」が一発でわかる方法を編み出した
「なんでも書けます!」っていうライターよりも「相続関係の記事ならまかせてください」「論理的な文章が得意です」「人を笑わせる面白い記事を書きます」みたいに、尖らせた方が仕事に結びつきやすいとはよく聞く話。
でもさ、自分の文章の売りってなに?ってぐるぐる考えて行き詰ってしまうことあるよね。
とくに、自己肯定感が低めの人(わたしのことですっ!)ほど、自分のアピールポイントをことばにするって難しい。
そもそも自分の強みを客観視するっていうのがなかなかできないし、「これかな?」って思っても自信がなくて堂々とアピールできない。
わたしも長らくそんな感じで、自信を持って「わたしはこんなライターです」って言えなかったのね。
そんなとき、コピーライティングとWebマーケティングの勉強中にふっとひらめいた方法があったの。
「あ、これなら客観的な自分の売りを分析できる」って。
わたしってこんな文章が書けるんだ、ってわかれば自信がついて自己肯定感が爆上がり!
臆せずにアピールできるようになれば、仕事獲得もしやすくなるよね。
ということで、さっそく「誉めことば分析ワーク」やってみよー!
褒めことば分析ワーク
これ、たったいま名付けました(笑)
その名の通り、「自分を褒めてくれたことば」を分析します!
手順はたったの3つ。
①自分の文章に関する誉めことばを集める
②テキストマイニングにぶん投げる
③分析されたことばの中から、使えそうなものを抜き出す
詳しく説明していくよ。
①自分の文章に関する褒めことばを集める
まず、今までに書いた記事に関する感想や褒めことばを集めます。
わたしの場合はこんな場所から集めました。
Twitterでもらった感想
クライアントとのやりとり
ランサーズでクライアントからもらった評価コメント
電子書籍のレビュー
「褒められたことなんてないよ……!」ってときは、世の中に出しているあなたの文章がまだ足りないだけです。もしくは人に知らせていないか、感想があなたのところに届いていないだけ。
ライティングのお仕事の文章じゃなくてもいいから、noteとかに書いてどんどんシェア!
集めたコメントたちは、Googleドキュメント(Wordでもなんでもお好きなもの)に集結させます。
自分のことばで要約せずに、クライアントや読者が書いてくれたコメントをそのままコピペしてね(ここポイント)。
だだだーっと並べたら、ひとまずにやにやして過ごしましょう。
これだけでも自信になるはず。
見ているだけで力が湧いてくるので、スランプに陥ったり凹むことがあったりしたときのお守りにしようと思う。
②テキストマイニングにぶん投げる
褒めことばたちをひとしきり堪能したら、次は分析していきます。
分析と言っても、難しいことはやりません。
コピペしてテキストマイニングができるサイトに貼り付けるだけ!!
テキストマイニングっていうのは、どんな単語がどれくらい使われているかとか、使われている単語の相関関係とかを文章データから抽出&分析してくれる仕組みです。
まあ、説明されるよりも見た方が早いと思うので、わたしの褒めことばたちをテキストマイニングしてもらったのを見て。
「User Local」というAIテキストマイニングが無料で使えるツールを使いました。
スコアが高い単語ほど大きく表示され、品詞の種類ごとに色分けされています。
スコアが高くなるのは、より多く出てきた単語や特徴的な単語。つまりは自分の文章で評価されているポイント(=自分の文章の売り)ってわけ。
この方法のすごいところは、「客観的な評価を分析できる」「読者やクライアントが使うことばで自分の売りを表現できる」ってところ。
相手(お客さま)が使うことばをそのまま使うと反応が良くなる、っていうコピーライティングでの学びを使ってみました。
わたしたちライターのお客さまはクライアントで、クライアントのお客さまは読者。
だから、クライアントや読者が使ったそのままの表現をコピペするのがポイントだったの。
③分析されたことばの中から、使えそうなものを抜き出す
ではでは、ここから「わたしはこんなライターです」って言うときに使えそうなことばをピックアップしていきましょう。
まず目につくのが、青い色(名詞)で大きく書かれた単語かな。
このへんは、「自分は何者か」っていうのを表現するのに使える。
ま、集めた褒めことばの中に出版したKindle本にいただいたレビューが入っているので、これらの単語は自分が発信に使った単語と一致するのだけれど。
もう少し小さめのことばを見ていくよ。
このへん、アピールに使えそうじゃない?
ユーザー目線で具体的な記事を書けます
経験に基づいた記事を書けます
丁寧でハイクオリティな記事をスムーズに納品できます
みたいな。
そこまで差別化できる感じではないけれど、応募文に自己PRとして書くのによさそう。
書いていて気恥ずかしくてムズムズしてきたし、自信満々にこんなこと言って大丈夫か??ってちょっと思ってしまったけれど、実際にいただいたコメントに書いてあることなんだもん、大丈夫。
自信を持とう!
あとは、緑色(形容詞)のことばたちも使えそう。
このあたり、自分の書く文章が与える雰囲気を表現できるよね。
わたしは、ゆるっと読みやすくあたたかい文章が得意なんだなってわかる。
さっきピックアップした名詞と合わせると、
ユーザー目線で読みやすい記事を書ける
経験に基づく具体的な情報を、細かく丁寧に書ける
あたたかみがあり、ゆるく読める記事を書ける
ハイクオリティな記事を素早く納品できる
こんなとこですかね。
まとめると、ゆるっと読める体験記事・レビュー記事が得意なライターなんだな、わたしって。
前にね、ライターのお友達と話をしていて、私の得意なジャンルは「体験記事じゃん」ってひらめいた時があったのだけど、やっぱりそうなんだ……!
(こんなライターを探している方いたら、ぜひご連絡くださいませ。)
自分の売りポイントがはっきりしたので、さっそくTwitterのプロフィールに加えてみたし、ランサーズのキャッチコピーにも使ってみたよ。
テキストマイニングを使った「褒めことば分析ワーク」、とっても簡単だし、自信がついてパワーアップした気持ちになれるので、おすすめです!