【恋文】渡せないラブレター その3
ふと時計をみたら、
いつも貴方と電話を終える時間になっていました。
昨日電話したのが遠い日のように感じます。
昨晩は等身大の本心を招待して、
ありったけ泣きました。そう、ありったけ。
寝ても覚めても「寂しさ」で満ちた心の中。
「寂しさ」の鈍行列車から見えるのは、
「逢えない」特急列車。
1分1秒、少しずつ距離が縮まらなくなる。
時間がちょっぴり嫌いになりそうです。
唯一、勘違いしていたことがあります。
”お互いのため”は、真っ赤な嘘。
本当は"お互いの周りのため