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「自分の意思で行動している」←ほんとうに?

「自分は自分の意志で行動している」

確かに自分の意志がなければ、行動しようとする判断はできませんよね。

「動こう!」という意識があって、行動すると思います。

本当にそう思いますか?では、その「動こう!」って思うのはなぜですか?それを知りたくありませんか?

知るヒントは「ダメな自分」の存在、そしてその奥に「ある」何かです。何があるのかも意識せずに、果たして本当に自分の意志で行動していると言い切れるでしょうか?

この記事では
1記事目

2記事目

1記事目、2記事目の記事の「自己分離について」のまとめをしつつ、あなたの行動は自分の信念によって動かされていること、意識してありのままの行動をとること、自分の外側とつながるための真の「自己受容」について解説します。


「嫌われる勇気」という本について

突然ですが「嫌われる勇気」という本を読んだことがありますか?
自分のことを受け入れたい、ありのままの自分を目指したいと思って、この本を手に取った方もいるかもしれません。私もその一人です。
これを読んで生きる上で心が軽くなったという人もいるかと思います。

でも、だんだんとやっぱり生きるのは辛くて、またあの時みたいに心が重くなってきたという方もいるのではないでしょうか?

わかったつもりになっていた

私もその一人で、アドラー心理学をわかったような気になっていたのかもしれません。
その続編の「幸せになる勇気」の青年と同じ心境になりました。
その後も様々な本を読んで、苦悩の末ある教えに出会うことができたのです。

そして、もう一度「嫌われる勇気」の「ライフスタイル」「自己受容」という言葉を思い出し、この2つをやっと本当の意味で理解できたと思っています。

自分の理解がこの記事の読者の助けになるかはわかりませんが、自分の理解を共有できたらいいなと思います。ぜひ、最後までお読みいただけたら幸いです。

自己分離とは?

まずは、1記事目と2記事目の自己分離についてまとめます。

生まれてから今まで多くの常識や「~すべき」というべき論など、社会に適合しようとしてきました。
その社会を生き抜いていく中で、「自分はダメな人間だ」と思ったことは数え切れないくらいあると思います。
今そんな無力な自分、情けない自分のことを「ダメな自分」と思っていませんか?

「自分はダメだ」と感じているなら、その「ダメ」と思うのはなぜですか?「なんとなくダメだから」と思いますか?それでも大丈夫です。

あなたは、
「なんとなくいいと感じている自分は良い」
「なんとなくダメと感じている自分はダメ」

という二元的な「いい・悪い」の判断を無意識に行ったのです。

「いい・悪い」の無意識のジャッジ

それでは、なぜ「自分はダメだ」と苦悩する必要があるのですか?
それは、あなたの思考に「なんとなく気分的にダメと思っているダメな自分」が出てきているからですね?

その「ダメな自分」を感じていると、イライラしたり、気分が落ち込み不快感が増します。
早く消えてくれと思っていますね。するとしばらくはどこかに去っていく。

自己分離の仕組み

こんなふうに、「ダメな自分」を否定し続けることを「自己分離」といいます。
追いやった「ダメな自分」は、しばらくするとまた顔をのぞかせてくるんですよね。
私にも経験があります。

自己分離について詳しくは#1の記事もご覧ください。

自己分離を「したい」のはなぜか?

自己分離は生存本能

自己分離は人間の生存本能で、生き抜いていくための本能なのです。
狩猟を行っていた時代は獲物を取るために、危険な場所に行ったり、危険な獲物を狩ったりしていました。
そこで、これをやったら危険という本能が、この時代まで受け継がれてきた結果なのです。

赤ちゃんを想像してみて

赤ちゃんを想像すると、生き抜くためには親にお世話をしてもらう必要があります。
泣く、笑うというコミュニケーション手段で、自分の意志を親に伝えることで赤ちゃんという時代を生き抜きます。

物心がついてからも、親に褒められたいとか嫌われたくないといった生存本能が働きます。
それは、成長して学生になり社会に出て大人になっても生存本能はなくなりません。

これが「幸せになる勇気」でも書かれている、「愛されるためのライフスタイル」なのだと思います。

”我々が自らのライフスタイルを選択する時、その目標は「いかにすれば愛されるか」にならざるをえないのです。我々は皆、命に直結した生存戦略として「愛されるためのライフスタイル」を選択するのです。”

引用「幸せになる勇気」P248

”「愛されるためのライフスタイル」とは、いかにすれば他者からの注目を集め、いかにすれば「世界の中心」に立てるかを模索する、どこまでも自己中心的なライフスタイルなのです。”

引用「幸せになる勇気」P249

意識的に自己分離していることに気づこう

私たちは生まれてから今まで、無意識に自己分離を数多くしてきたと思います。
自分が本当にしたいことを知るためにも、勇気を出して「ダメな自分」を迎えに行きましょう。

自分の外側で言われてきた常識やべき論の中で、生き抜いてきた自分を誇りに思ってください。
過酷なサバイバルを生きてきました。

行き詰まりを感じているとしたら、ここで深呼吸をして過去を清算しませんか。

私たちの中にある「ダメな自分」を「ないこと」にはできません。
どこかで受け入れて、ともに歩んでいく決意が必要なのです。

「ダメな自分」を認めることについて#2の記事もご覧ください。

ここまでが自己分離についてのまとめとなります。ここから先は、自己分離を放置しているとどうなるのかを解説していきます。

自分の内側に「ある」もの

内側にあるものとは?

長年「ダメな自分」に悩みを抱えていると、不快感を感じると思います。
ここで、「自分の内側に何があるのか?」を自分に問いかけてください。

普段からこのように意識すると、内側には何があるのか、どんな不快感があるのか?を感じやすくなってきます。
それはどんなイメージがありますか?
モンスターですか?闇ですか?それとも光や希望に感じるでしょうか?

ダメな自分は悪いという勘違い

「ダメな自分」は悪いものではなく、あなたの中に「ある」もののヒントを教えてくれています。
なぜなら、あなたの内側にずっといた存在だからです。
何を教えてくれているのかわかりますか?

それは、あなたが強く信じている「信念」です。

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