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夏への扉/ロバート・A・ハインライン、福島正実(訳)
積読本📚の中から、ロバート・A・ハインラインの
「夏への扉」を拝読しました📖´-
(2022,7,30 読了)
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オープンチャット「読書会すみれ」の中で開催されたオンラインビブリオバトルでご紹介されていた1冊です。
これまでSF小説はあまり拝読していなかったのですが、とても興味が湧いたので購入しました。
発明家である主人公が親友と恋人に裏切られ、意思に反してコールドスリープ(冷凍睡眠)をすることとなり、目覚めたのは30年後。
失ったものを取り返すために過去と現在を彷徨って奮闘するというタイムトラベルの物語です。
こちらはタイムトラベルものの中でも不朽の名作。
ハインラインの描いた2000年の世界は、現状よりももっと科学の進んだものでした。
本書が執筆されたのは1950年代。
70年も前にこんな未来のイメージができたのかということにまずビックリ。
親友と恋人に裏切られるまで、裏切られてコールドスリープさせられることになり30年後に目覚めてから。
主人公に何度も大きな波が押し寄せてきてはなんとか波に乗って少しずつ解決へと向かっていくその様をサーフィン🏄♀️をしているような感覚で読んでいました。
(サーフィン🏄♀️したことないけれど)
とにかく失くしたものを取り返すため、幸せのために挫けない主人公の姿は、今新たな行動へと移そうとしている私に勇気を与えてもらったようにさえも感じます。
諦めたら終わり、諦めなければ自分にも夏への扉が開かれるのだと。
私の夏への扉は、あともう少しで見つけられるのかもしれません。
現状、過去に戻ることはできませんが、自分の夏への扉を見つけるまで何度も挑戦していきたいものです。
今拝読できてよかったと思えた1冊でした。
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