三行で撃つ/近藤康太郎
近藤康太郎さんの実用書、
「三行で撃つ」を拝読しました📖´-
(2024,2,5 読了)
SNSや読書会でご紹介され気になっていた一冊です。
文章塾をされている元新聞記者の近藤康太郎さんによる書くための実用書。
数ページ拝読してから、正直に言うとなんとなくこの方の文章は私に合わないかも……と思い拝読するのを断念しようかと思ったのです。ズブの素人がなに言うとるんじゃと思われるでしょうが好みの問題なので仕方ない。
でも、この一文を目にした時にやっぱり本書をしっかり拝読したいと思い直しました。
私は書くことを生業にしているわけではないですが、書くことは好きです。表現することが好き。
読書感想、日常の他愛ないこと、お店用アカウントの投稿。これらは好きでやっていることですが特に読書感想とお店用アカウントの投稿はしっかり目的があります。
私の読書感想を読んで本に興味を持つ方が少しでも増えたら嬉しい、かなり微力だけど一生懸命執筆されている作家さんの稼ぎにも繋がれば幸いです。
お店用アカウントの投稿はやっぱり来客してくださる方が少しでも増えて欲しい。
直接自分の利益になることはないけれど、もしかしたら私の表現したものが誰かの役に立てるかもしれないと思うと幸福度が増すのです。だから表現したい。書きたい。
本書には書くために必要なこと不必要なことがズバッと的確に書かれています。分かりにくいようなところは例を出してくださるので自分の中に落とし込みやすい。それなのになぜ始めの方で合わないと思ったのかと考えると……
的確過ぎて言葉が厳しく感じたからです。今の私は厳しい言葉を受け止める余裕がないような気がしたから。
でも、それはただの甘えでした。時には厳しさも必要。本書を拝読して改めて書くことは楽しい、書きたいと思えました。
そして、著者は言います。
考えることを投げ出さない。自分の人生を生きるために書くことは大切だというのは前に拝読した「さみしい夜にはペンを持て/古賀史健」「エッセイストのように生きる/松浦弥太郎」にも書いてありました。
そしてまた本書でも幾度となくそのようなことが書かれています。きっと今の私に必要なメッセージ。
本書は人を選びます。沙汰されていくような感じ。始めは厳しく最後は優しく包んでくれます。ここまできたならもうあなた(読者)は何か掴むことができたでしょうと。
本書を読了できたからといって私の文章がそんなすぐに上達することはないと思います。
けれど本書に書いてあったことを多少は意識しながら書いていきたい。
番外編⬇️
本書は書く人、表現する人を指南する本ではあるのですが、何も書かない、表現しない、でも読み手ではあるという方にもおすすめしたいです。
ここに書いてあることを踏まえて人の文章を読んでみると、今までに増して読み方に深みが出るのではないかと思います。選書の基準にもなりそう。
本書と出逢えて良かった。読了できて達成感のある、言葉に対して愛が溢れる一冊でした。
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