「なりきるごっこ」でいろんな自分になりたい
「その人物になりきるごっこ」という遊びがわたしの中である。
そして、わたしはよくそれを活用する。
くっだらない遊びなので、とてもリアルで会う人には言えないのだが
たまにツイッターとかで同士を見かける。
なんのことはない。
ただ、なってみたい人物や人物像を時に音楽などを活用しながらなりきるという遊びである。
代表的なものでいくと、仕事がせっぱつまっている時
テレビ番組「プロフェッショナル仕事の流儀」や「情熱大陸」のテーマソングをかけ、自分が取り上げられている姿を脳内上映する。
わたしは通勤時間に聞くことが多いですね。む、むなしくなんかないやい。
あとは、これまた仕事が切羽詰まっている時に(どんなけいつも差し迫った仕事環境やねん)
超多忙漫画家になりきる。あ~大変。やってもやっても締め切りがくる。ほんっと売れっ子漫画家って大変だわ…ってな感じでやり過ごす(さみしくなんか略)
最近の通勤のお供はもっぱら「ハラミちゃん」。世間より周回遅れで生きているので、最近彼女の楽しそうに弾く音の魅力に気付いた。アレンジもとても楽しい。
わたしは小学1年生から高校までピアノを習っていた。もっとこんな感じにアレンジできる才能があったら良かったな~~と思いつつ、できなかった思いを「なりきりごっこ」で消化させている。
単純に「じゃあ今からピアノ習ってアレンジでもなんでもすればいいじゃん」と思われるかもしれないが、それは違うんだな。
実際にやるのは面倒なのだ。他にもやりたいことがあるし、習いたいというのがわたしの欲望の解消方法ではない。
今からまたピアノの弾き方を習いながら思い出して…というのも楽しいのかもしれないが、どうにもめんどくさい。
しかも、わたしはハラミちゃんではなくわたし。アレンジの才能がそんなにあるとも思えない。
時間もかからず、自由にアレンジをする自分を脳内で再生し、いろいろと取り戻している。
ちなみに、noteでもわりと、なりきりごっこをしている。
何かというと、ページの上部につける写真やイラストのことだ。わたしはこれを、さながら作家のように時に真剣に、時に楽しく選んでいる。
テーマにあったイラストを選ぶ時もあれば、さいきんは、おくちはるさんという素敵な絵をかかれている方の作品を使用させてもらうこともある。最近はおくちはるさんの作品が多いですね。
さながら脳内では、「おくちはるさんの絵がとどきました~(仮編集者)」「ありがとうございます~いや~今回もどのイラストもいいですね(わたし)」などと想像しながら掲載している。文字にするとこわい。でもただなりきって遊んでいるだけなんで勘弁してくだせえ。
なりきる、とは少し違うかもしれないけど、
数年前、プレゼンで有名なTEDで「ボディランゲージ」が人をつくる。というのが流行した記憶がある。詳細はみていただけたらと思うが、つまり「できないこと」も「ふりをする」ことを続けると本当にできるようになるなる、というものだ。
プレゼン、後半にかけて惹きつけられるので、お時間のある際にぜひみてほしい。
最近、仕事でいくつかの依頼があった。どれも自分がやったことのない領域のものばかりで、受けるかどうか結構迷った。断るの、簡単だし。何よりめんどくさがり。
https://digitalcast.jp/v/14341/
結局、悩んだ上で両方受けることにしたのだが、そのうちの一つは、依頼してきた人も「受けてくれるんだ!笑」という反応があった。
正直その反応は「ええ…」とも思った。わたしが受けると正直思っていなかったのだろう。それくらいの分野のものだ。
受けた後「大丈夫かな…」と悩んだりもしたのだが、「なりきってみよう」と思った。
もちろん、自分にできる準備はしっかりとした上で「その仕事を十分やってきた、もしくはその仕事を受けてもなんら違和感のない」ような人になりきって、やってみようと思っている。
どきどき。うまくできるかな。
でも、
大丈夫。なりきるごっこは慣れている。