新谷雅老
日記を書き始めておよそ五十年、ブログを始めて二十数年、その間に書いたものを紹介しています。
生き物を扱った詩やエッセイです。
歴史で適当に遊んでいます。
恋諸々・・・・
中原中也の詩『湖上』をイメージして作った曲です。
もしもぼくのこの個の人生が 神の細工でなかったとしたら きっとぼくは神という存在を 考えずに素直であったはずだ それはどんなに気楽なことか 確かにぼくのこの個の人生を 神の細工と思っているが故に きっとぼくは神という存在を 意識して素直になれないんだ それはどんなに苦しいことか
7, その後ぼくは北九州に戻り、一般企業に就職した。就職した当初は飲みにばかり行き、いつも午前様だったため、深夜放送など聴く暇はなかった。 就職してから一年経ち二年経つうちに会社はブラック企業に変ぼうしていった。今度は仕事で午前様になってしまったのだ。もちろんラジオを聴く暇などありはしない。そのうちラジオどころか、テレビも見る気が失せていった。 十数年後に、そのブラック企業をやめ、地場の会社に再就職した。そこはブラック企業ではなかった。逆に「早く帰れ!」と言われるくら
木の幹に何かが 貼りついているように見えるのだが あれは鳥だろうか何だろうか 木の色に同化してはいるが それよりはほのかに黒く感じる あれは鳥だろうか何だろうか おそらく首だろうとは思うけど かすかに白くなっている あれは鳥だろうか何だろうか 本人はあちらを向いているから 人間が見上げているとは思ってもいまい あれは鳥だろうか何だろうか 案外自分でもわかってないんじゃあるまいか なぜなら自分を木だと思っているのだから あれは鳥だろうか何だろうか
1, 死んだはずの人が本当は生きていた、という話はいつの世にもある。 古くはイエス・キリスト。彼は聖書では復活したことになっている。 ここにもう一つ、イエスに関する記録がある。 「実はあの時十字架にかけられたのは弟のほうで、イエスは脱出し日本に来ていた。そして108歳まで生きた。カゴメカゴメはその時イエス・キリストが広めたものである」というものである。竹内文書に出てくる話だ。 これは、後の源義経=チンギスハーン伝説とは種類の違う説である。義経の場合は、判官びいき的な
ああ、ここはそうじゃない、 ああ、そこはこうじゃない、 そんなことばかり口走っては、 朝から晩まで同じ思考を繰り返している。 元々答なんかないんだし、 ない答はいくら探したって出てこない。 いろんな流れが行き着いた、 今の姿こそが実は答なんだ。 そうだ、 そこに気がついたんだから、 今日は好運なんだ。 思考も袋小路に入ってしまうと、 煩悩と何ら変わらなくなる。 そろそろこの思考を終わらせて、 前頭葉に風をあてよう。
1,犬係係長 おいおい、下界じゃまた猫が 車に轢かれているじゃないか。 一体何千匹、何万匹殺したら 気が済むんだよ。ただでさえ 霊界は定数を超えているのに。 猫係はちゃんと霊界と下界の バランスを取ってくださいよ。 このままだと我々の住家まで なくなってしまうじゃないか。 2,猫係係長 三味線の需要が減っている分 何十年も死亡率は変ってない、 という統計が出ているんです。 ところで犬係さんよ。なんで あんたらは生殺与奪の権利を 下等な人間どもに与えたんだ。 目先しか見ない奴
蠍座のぼくは魚座の人と とても相性がいいんだと 星占いで読んだんだけど、 魚座生まれという女子を 好きと思ったことがない。 今でも魚座のきみのこと 好きとも何とも思わない。 蠍座のぼくは蟹座の人と とても相性がいいんだと 星占いで読んだんだけど、 蟹座生まれという女子を 好きになったことがある。 だけど蟹座のきみの目は 一度もぼくに向かなくて。 蠍座のぼくは蠍座の人と とても相性がいいんだと 星占いで読んだんだけど、 蠍座生まれという女子に 半生出会ったことがない。 そん
6, 東京に出た目的の一つが、ラジオだった。東京でAM放送を聴くのが昔からの憧れだったのだ。ラジオに専念するために、ぼくは下宿にテレビを持込まなかった。 東京で何を聴いたのかというと、TBSラジオで当時やっていた『マカロニほうれん荘』など一連のラジオ劇画や、文化放送の『セイヤング』だ。 特に『セイヤング』を聴くのは中学からの夢でもあった。『オールナイトニッポン』や『パックインミュージック』は福岡でも聴くことが出来たのだが、その『セイヤング』だけは、聴くことが出来なかっ
何十年経っても埋まらない心は 本来仕組まれてないものだから いつまで待っても何をやっても 運に頼っても埋まらないのです。 そろそろ見切りをつけましょう。 そして本来を取り戻しましょう。 現世での時間は限られています。 執着は捨てて先を急ぎましょう。
01:37 10:07 17:40 23:40 おやすみなさい毎晩、 病院処方の血液サラサラ薬を1錠飲み、 養命酒を20cc飲み、 Gの卵のようなサプリメントを2粒飲み、 スワイショウmemo.invilab.jp
駅前商店街が駄目になった原因の一つに、車社会の到来が読めなかったということがある。 特急の停まるJRの駅があり、そこに隣接する大きなバスセンターがあり、その中には私鉄の始発駅がある。しかも人口は多い。 ということで、駅前で商売する人は、永遠に繁栄が続くものだと思っていた。 ところが車社会の到来と共に、徐々に人は減っていった。所狭しと店を建てていたので、駐車場のスペースがなかったのだ。 商店街と行政が協力して、近くに大きな駐車場を作れば、客離れはなんとかなったかもし
頭の右上に長い鉄棒が見えている。 ぼくはそれをつかもうとしている。 鉄棒は常にそこに有るのではなく 何かの折に右上に降りてくるのだ。 だからぼくはその折を逃すまいと 常に右上に神経を集中させている。 さて右上の鉄棒をつかんだことで ぼくの人生がどう変っていくのか それはいい事なのか悪い事なのか そのへんのことをぼくは知らない。 だけどそれが宿命のように思えて 必死に鉄棒をつかもうとするんだ。
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4, FM放送を聴きだしたのは高校からで、お気に入りのテレビ番組がない日は、当時FM福岡でやっていた『FMバラエティ』から『JET STREAM』まで聴いていた。とにかく音がよく、海外の放送も入らないので、中学時代のようにアーティスト名や曲名を聞き違えることはなくなった。ぼくがボブ・ディランを知ったのもFMの番組だった。 5, 高校時代も、AM放送の受信の悪さは相変わらずだった。そんな中でも『オールナイトニッポン』の吉田拓郎の日は聴いていた。 憶えているのは高三の時
健康診断センターは多くの人で ごった返している。そこで人は 名前が呼ばれるのを待っている。 そして呼ばれた順番に受診者は 採尿するためトイレに移動する。 その診断項目が同じである限り どの場所であってもひとつ前で 呼ばれる人の名前は同じなのだ。 その名前を聞くのは初めてだが 何度も聞いているうちに昔から 知っている名のような気がして いつの間にか愛着を感じている。 いったん愛着を感じてしまうと その人に親近感を抱いてしまう。 そしてその親近感はだんだんと 安心感に変ってい