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主催者3人で語る!今までにない読書会「ブックダイビング」の魅力とは!?
今回は読書会をともに企画開催している仲間2人と一緒に、私たちがやっている読書会について語った対談の内容をお送りします。
まさき:
まず簡単に2人の自己紹介です。では、ゆーじんさんからお願いします。
ゆーじん:
はい、ゆーじんと申します。広島県でワークショップやファシリテーションなどの活動しております。今日はブックダイビングの魅力、我々が考えたちょっと面白いスタイルの読書会についてお伝えできるということで、ちょっと楽しみにしております。よろしくお願いします。
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まさき:
はい、よろしくお願いします。ではもう一人、ちさとちゃんも自己紹介をお願いします。
ちさと:
はい、加藤ちさとと申します。今回は参加者側として、ブックダイビングの魅力をお話しできればと思います。よろしくお願いいたします。
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まさき:
はい、ありがとうございます。今回3人でお話しさせていただきますが、基本的に私まさきとゆーじんさんの2人で、このブックダイビングを開催していまして、そこに参加者という立場からちさとちゃんが運営サイドにも加わってくれて、今は3人でいろいろ話しながら読書会を考えて作っていっているところです。
私たちがやっている読書会は、「ともに本の海に潜り、ともに変容していく読書会」、その名も「ブックダイビング」というタイトルで開催させていただいています。過去2回開催していまして、次回6月に3回目を予定しているところです。
そのブックダイビングが、どんな魅力のある読書会なのか、ブックダイビングのコンセプトなど、簡単にゆーじんさんからお話ししてもらってもいいですか。
ゆーじん:
はい、分かりました。ブックダイビングというのは、そもそも本好きなコーチであるまさきさんと私ゆーじんの2人で始めた読書会です。それぞれ読書会を主催したり参加したりしてきた経験から、これまで以上に参加したいと思えるような読書会をできないかということで、何回か対話的に話しながら、なんとなく生まれていったというのが、ブックダイビングです。
何が違うかというと、よくある読書会というのは大体、「楽しい読書会」か、「理解が深まる読書会」か、どちらかかなと思います。例えば、「楽しい」というのは、自分が持ってきたおすすめ本とか好きな本を紹介していくみたいな読書会です。もう一方で、若干難しめな本を共有して、その本の理解を深めていく、そういう読書会もあると思います。
ブックダイビングというのは、その2つの要素もありながら、さらに欲張りにもう1個の要素を加えています。なぜかというと、おそらく我々がコーチであり、ファシリテーターなので、良い場を作ることや、さらに参加した人が成長する、変容する要素を入れたいからです。一言で言うと、変容という要素を読書会の中心に入れてしまった感じですね。
変容と言ってもそんな大げさなものではなくて、単に今まであまり本を読まなかった人が、若干読む量が増えるとか、そういうのも含めて変容だと思います。あるいは大きな変容と言うと、本を読むことによって考え方や行動が変わって、結果として人生も変わっていくようなこともあるかもしれません。そういう幅広い意味での変容があると思います。
そのような変容が起こりやすい工夫や仕掛けをいろんな角度で取り込んでいるのが、ブックダイビングのポイントだと思っています。
まさき:
ありがとうございます。今言ってもらったように、変容を一つのキーワードにしていますが、ゆーじんさんや私まさきが、これまでの人生の中で、本を読むことによって人生を切り開いてきたり、本を一つのきっかけにしてきたりした経験も重なっていました。そして、「本を味方にする人生」を一緒に広げていこうと、このブックダイビングの立ち上げ時に話していたことが思い出されますね。
このブックダイビングでは、変容のきっかけづくりとして、我々が一生懸命選んだ本を一冊選んで、その一冊を本の海に見立てて、みんなで一緒に飛び込んでいこうという読書会です。
では、実際これに参加してくれたのが、ちさとちゃんなので、どんな体験だったのか思い出しながら教えてもらってもいいですか。
ちさと:
そうですね、一人で読む読書体験と違って、仲間がいること、仲間と一緒に読書することになるので、難しい本であっても、向き合えるなという気持ちになります。また、最後に振り返りシートがありまして、それがあることで、今までの読書体験の解像度が上がったなと個人的に思います。
まさき:
ありがとうございます。振り返りシートは、「ブックダイビング・シート」と名付けています。読書会なので、一緒に対話しながら読書を楽しんでいくのはもちろんですが、その中で、どんな変化が自分あるいは他の人に起きているのかを確認し合えるとよさそうということで、独自のシートを開発したというか、現れてきてしまったという感覚で生まれたものです。そのシートを使って、みんなで最後それぞれのブックダイビングの体験を共有し合うこともやらせてもらってます。
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まさき:
実際、ちさとちゃんには、ブックダイビングに参加してもらった後に、イラストを描いてもらったのですが、どんな気持ちでイラストを描いてくれたのでしょうか。
ちさと:
そうですね、イラスト自体は、読書会が終わってしばらく時間が経った後に、それこそ現れてきたものです。言葉にできなかった部分を、個人的には絵にすることのほうが表現しやすいので、絵にして形にしたいと思って、現れてきたようなイラストになっています。
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まさき:
このイラスト見たとき、嬉しかったですよね、ゆーじんさん。
ゆーじん:
我々も頼んだわけではなくて、ちさとちゃんが描きたいというか、何かを表現したいという、自らの衝動から生まれたというのが嬉しいし、驚きました。そういうまさに何かが立ち現れてくることが起こるというのが、ブックダイビングのイメージだったので、参加した人に何か思いがけない変化や衝動が実際起こることを、我々も狙ってた設計していたものの、本当に起こるんだという驚きでした。そこが面白いなというところはありますよね。
まさき:
イラストを描いてくれたことも一つのきっかけとして、参加者だったちさとちゃんがいまは企画サイドに加わり、今私たち3人で次回のブックダイビングに向けて準備しているところです。
それでは、次回は、6月から開催するブックダイビングについて詳しくお話ししていきたいと思いますので、またぜひ次回もお楽しみください。
(続きは、こちら。)
次回のブックダイビングこちらです📚