まさき|読みびと

📘 本からの知恵をシェア 🌟 📚いまの注目: 東浩紀、荘子、グレゴリー・ベイトソン 📚 一冊の本に深く潜る読書会「ブックダイビング」を主催しています! 👂 心と知性を育む実践としてコーチングやリトリート、WSを仕事にしています。

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はじめまして、読みびとのまさきです。

はじめまして、読みびとのまさきです。 このnoteは、「或る読みびとの無用の記」と題して、私がとにかく本が大好きなので、本から得た学びを、今すぐには役に立たないけど、いつか役に立つであろうという知恵をお届けしたいと思ってスタートしました。 音声の方が聴きやすい方はこちらからどうぞ! 自己紹介まず初回なので、簡単に自己紹介をさせていただきたいと思います。名前はまさきと言います。「読みびと」というタイトルというか肩書きみたいなものを付けさせてもらっておりますが、普段から本を読

    • 【2024年11月】最近読んだ本のご紹介

      11月ももう終わり、ようやく今月の本紹介の投稿に手をつけております。。 最近、本を読むペースが上がっており、アウトプットが追いつかないという事態に直面しております😅 さて、今回ご紹介する本は、4冊です。 図らずも「教育」に関連する本が多くなっております。自分の関心がそこに向いているということでしょうね✨ それでは、どうぞ。 📖苫野一徳『「学校」をつくり直す』河出新書「自分が心から通いたいと思える学校がない」 学生時代からずっと思っていたことでした。視野の狭い自分にも

      • ハンナ・アレント『人間の条件』の言及されっぷりを眺めてみた #2

        読みびとのまさきです。 「ハンナ・アレント『人間の条件』の言及されっぷりを眺めてみた」の続きをお届けします。 なお、こちらのテーマ、前編・後編の全2回を予定していましたが、後編を予定していた今回の投稿が、書きたいことの2/3ぐらいで、6000字を超えてしまいましたので笑、全3回にして本投稿を#2としたいと思います! (#1のリンクはこちら) 今回は、現代日本の思想界を引っ張る東浩紀さんの著作に触れていきたいと思います。 東さんもアレントの『人間の条件』を多くの著作で言

        • 【2024年10月】最近読んだ本のご紹介

          早いもので、もう今年もあと2か月とちょっとですね。 今年は50冊ぐらいは読めるといいなと思ってスタートしましたが、どうやら60冊ぐらいのペースで読んでいます。順調です笑 本当に本を読むのがが好きなんだなと思う今日この頃です。 それでは今月は最近読んだ本を4冊ご紹介します。 📖中島岳志 『思いがけず利他』 ミシマ社いつか読むだろうと積読してあった本書。『「利他」とは何か』を読んだ流れで、ようやく手に取りました。 そして、感想をまとめるのに苦労しております😓 とても読み

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        はじめまして、読みびとのまさきです。

          ハンナ・アレント『人間の条件』の言及されっぷりを眺めてみた #1

          読みびとのまさきです。 毎月の読んだ本紹介を除くと、久しぶりの独立した投稿になりますが、書きたいテーマが整理されてきましたので、お届けしたいと思います。 今回取り上げる本は、ハンナ・アレントの『人間の条件』です。 古典的名著とも言えるこちらの本。ずっと前から読みたいとは思っていたのですが、難しそうでなかなか手が伸びずにおりました。 そんな中、「Five Books」という専門家の講義を聞きながら本を読める読書会を知りまして、そこでこの『人間の条件』を取り上げる回がある

          ハンナ・アレント『人間の条件』の言及されっぷりを眺めてみた #1

          【2024年9月】最近読んだ本のご紹介

          もうすぐ中秋の名月ですが、「読書の秋」がまだずっと先に思えるような暑さが続いてますね💦 そんな暑さの中でも本を読むのは楽しいものです。今月も最近読んだ本をご紹介させてください。今回は5冊です📚 どれも読み応えのある本でしたが、特に、ハンナ・アレントの名著『人間の条件』を読みきったことは大きな人生経験となりました。この本はまた個別に取り上げて記事にしたいなと思っています😁 それでは、どうぞ。 📖ハンナ・アレント・牧野雅彦訳『人間の条件』講談社学術文庫いつか読みたいと思っ

          【2024年9月】最近読んだ本のご紹介

          【2024年8月】最近読んだ本のご紹介

          もうお盆も過ぎてしまいましたね。ようやく8月最初の投稿です😅 今回は4冊取り上げたいと思います。 難しくて絶望した本もあり、初めてなのに懐かしさを感じる本ありと、感情がぐらぐらと揺さぶられた本たちです。 それではどうぞ。 📖レイチェル・カーソン『センス・オブ・ワンダー』新潮文庫「わたしは、ものごとを不思議に思うことを忘れてしまったのかもしれない」 この本を読んで、わたしは焦りにも似た悲しい気持ちを抱きました。 センス・オブ・ワンダーとは、「神秘さや不思議さに目を見

          【2024年8月】最近読んだ本のご紹介

          〈精神〉を想像せよ──モリス・バーマン『デカルトからベイトソンへ』 読書感想・後編

          読み人のまさきです。 前編からだいぶ間が空いてしまいましたが、モリス・バーマン『デカルトからベイトソンへ 世界の再魔術化』 の読書感想、渾身の後編をお送りします。 前編は、精神の変遷を捉えるにあたり、キーワードとなる「錬金術」とは何なのか、そして、デカルトという哲学者がどのように時代を変えたのかについてまとめました。 (前編はこちらからどうぞ) 〈精神〉の歴史的変遷を辿る──モリス・バーマン『デカルトからベイトソンへ』 読書感想・前編 この本の中盤では、いよいよ「精神

          〈精神〉を想像せよ──モリス・バーマン『デカルトからベイトソンへ』 読書感想・後編

          【2024年7月】最近読んだ本のご紹介

          最近読んだ本をご紹介します。今回は5冊。 ジャンルは違えど、人間とはとにかく弱くて愚かな存在であり、だからこそ訂正しながら共に生きていこうとしみじみと思わせてくれた本たちでした。 それでは、順番にご紹介します。 📖東浩紀『訂正可能性の哲学』ゲンロン『訂正の力』に続いて、『訂正可能性の哲学』を読みました。 今年に入って、東浩紀さんの著書は3冊目です。 当初、新書である『訂正の力』は『訂正可能性の哲学』の要約なのかと思っておりましたが、(その要素はありつつも)それぞれ独自

          【2024年7月】最近読んだ本のご紹介

          〈精神〉の歴史的変遷を辿る──モリス・バーマン『デカルトからベイトソンへ』 読書感想・前編

          読みびとのまさきです。 だいぶ更新の間が空いてしまいました。今回長編を投稿する準備をしておりまして、その原稿を書いていて時間がかかってしまいました。ようやく内容が整理されてきたので、前編をお届けしたいと思います。 今回ご紹介する本は、モリス・バーマンの『デカルトからベイトソンへ 世界の再魔術化』です。 私はこの本を読んで、知的興奮が止まらない体験をしまして、なんでそんなに興奮したのか、自分でもよくわからないのですが、頑張って言語化してみましたので、どうか最後までお付き合

          〈精神〉の歴史的変遷を辿る──モリス・バーマン『デカルトからベイトソンへ』 読書感想・前編

          【2024年6月】最近読んだ本のご紹介

          最近読んだ本をご紹介します。今回は4冊です。 はじめてノーベル文学賞作家・川端康成の作品を手に取ってみました。この時代の人が描く独特の堕落やエロティシズムをようやく面白く読めるようになってきた気がします。少し大人になったのかな。谷崎や三島も読んでみたいと思います。 期待して積読していた、モリス・バーマンの『デカルトからベイトソンへ 世界の再魔術化』は期待通りの名著でした。後日この本だけ取り上げて記事にしたいと思っていますのでご期待ください😁 それでは順番にどうぞ。 📖

          【2024年6月】最近読んだ本のご紹介

          『U理論』の概念でともに潜る──読書会「ブックダイビング」に出ると何が起きるの?③

          まさき: 前回に続き、ゆーじんさんとちさとちゃんをお迎えしてお話しさせていただいております。思いのほか話が盛り上がって、3回目に突入しておりますが、「ブックダイビングに出て何が起こるのか」についてさらに話をしていきます。 過去2回は、「この本を読んでこういうことが起きたよね」という、本から得た影響について話してきました。読書会「ブックダイビング」は、本に潜るという特徴がありますが、「ブックダイビングに出て、本に潜ることで何が起きたのか、何を感じたのか」について今回は話してい

          『U理論』の概念でともに潜る──読書会「ブックダイビング」に出ると何が起きるの?③

          『日本文化の核心』をともに読んで──読書会「ブックダイビング」に出ると何が起きるの?②

          『日本文化の核心』をともに読んでまさき: 前回に引き続き、今回も「ブックダイビングに出ると何が起こるのか」という問いに対して、ゲストのゆーじんさんとちさとちゃんを交えて、3人それぞれが感じていることを話していきたいなと思っています。 前回もいろんな話題が出てきましたが、今回まず私からお話させていただきたいと思います。 「ブックダイビング」の第2回は、松岡正剛さんの『日本文化の核心』という本をテーマに全4回でやらせてもらいました。 あの本を読んで面白かったのは、「日本文化

          『日本文化の核心』をともに読んで──読書会「ブックダイビング」に出ると何が起きるの?②

          『暇と退屈の倫理学』をともに読んで──読書会「ブックダイビング」に出ると何が起きるの?①

          『暇と退屈の倫理学』をともに読んでまさき: 今回も前回に引き続きゲストで、ゆーじんさんとちさとちゃんに来てもらっています。 過去2回は読書会「ブックダイビング」の説明が中心でしたが、今回はもう少しカジュアルに私たちの体験談をお話したいなと思っています。 「ブックダイビングに出ると何が起こるのか」という問いを囲んで話していきたいと思います。 まずちさとちゃんが第1回に出てくれましたが、どんなエピソードでも大丈夫なので、「ブックダイビングに出ると何が起こるのか」についてお話

          『暇と退屈の倫理学』をともに読んで──読書会「ブックダイビング」に出ると何が起きるの?①

          次回読書会で『現代思想入門』に潜る意義

          ■選書=この本は潜るに値する本かまさき: 今回も前回に引き続き、「ブックダイビング」という読書会を一緒に企画運営している仲間のゆーじんさんとちさとちゃんをお招きしてお送りしていきたいと思います。 今回のテーマは「選書」です。本の選び方、つまり、どうやって読書会で扱う本を選んでいるかについてお話ししていきたいと思います。 第3回となる次回は千葉雅也さんの『現代思想入門』という本を最終的に選びました。私たちは、この本選びに関しては、情熱を注いでるというか、こだわっていて、な

          次回読書会で『現代思想入門』に潜る意義

          主催者3人で語る!今までにない読書会「ブックダイビング」の魅力とは!?

          まさき: まず簡単に2人の自己紹介です。では、ゆーじんさんからお願いします。 ゆーじん: はい、ゆーじんと申します。広島県でワークショップやファシリテーションなどの活動しております。今日はブックダイビングの魅力、我々が考えたちょっと面白いスタイルの読書会についてお伝えできるということで、ちょっと楽しみにしております。よろしくお願いします。 まさき: はい、よろしくお願いします。ではもう一人、ちさとちゃんも自己紹介をお願いします。 ちさと: はい、加藤ちさとと申します。今

          主催者3人で語る!今までにない読書会「ブックダイビング」の魅力とは!?