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公務員を辞めた -鮨屋のブラウニー-
人は安定を求め、停滞に退屈する
何も知らない新しい街で暮らすという事が、人間にかなりのストレスを与えることに、引越しをする度に気づかされます。(10年で7度。強豪校かよ)
ただ、引越しをして1ヶ月も経つと、少しずつその環境と生活のリズムに慣れてくるものです。
そして半年を過ぎると、今度はその環境に飽きてきます。家で作業をするよりもカフェで作業をした方が捗る現象なんかが起きてきます。
終いに
PERFECT DAYS -暇と退屈の倫理学にのせて-
「よかった。とにかく、よかった。」
タイトルにある通り先日、映画「PERFECT DAYS」を観ました。
感想も小タイトルにある通り「よかった。とにかく、よかった。」です。
この映画の”良さ”を誰かに伝えたくて、それを試みるものの口から出てくる言葉は「マジヤバい」で、この言語レベルがマジヤバいことに気付かされます。
「よかった。とにかく、よかった。」も「マジヤバい」も直感的で感覚的なもの
”夢”と”努力”と”目的”の話
教育の現場にいると「努力は嘘をつかない」とか「明確な目標が大事」とか「夢を持つことの素晴らしさ」みたいなことは、タコができるくらいに見聞きする。
そして時々、そんなことを言わなければならない空気の場面に出くわす。
中学・高校の時は誰よりもその類の言葉に頷き、信じてきた少年であったが、何だかいつの間にか面倒臭い人間になってしまったので、努力に嘘をつかれたこともあるし、目標を立てることはどうも苦手
偶然を待って生きている。
どうやら自由意志というのは存在しないらしい。
この前あなたが食べたケーキは、実はあなたの自発的な意志ではなく、誰かの、何かの影響を受けたことによる選択である可能性が高い。
たまたま歩いていた道で焼き立てのケーキの匂いに誘われたからかもしれないし、SNSのタイムラインにオシャレなケーキが流れてきたからかもしれないし、その日は誰かの誕生日だったのかもしれない。
このように一見、自らの意思で自発的
何かを引きずってそれも忘れて −ナイトオンザプラネットに乗せて-
卒業生へ
人生の中での何かの"終わり"というのは
ゴールテープを切るように、
はたまたサウナ室から出るように、
はたまた大根を包丁で切るように、
突然喜びが押し寄せてきたり、
苦しみから解放されたり、
今を境に何かが分断されるものでは、
どうやらないらしい。
クリープハイプの尾崎世界観は
「恋愛も仕事も気持ちよく何かが切り替わらないことの方が多い。」と言っていて
https://youtu.
野球という競技の"負け方"
「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし。」野球をやってきた人間なら一度は耳にしたことがある言葉だろう。
直訳として「何故か分からないが勝つ事はあっても、何故か分からないが負けてしまう事は無い。負けには必ず理由がある。」というような解釈が多いように感じるが、自分の野球人生を振り返ると、何故か分からないが負けてしまった事は少なからず心当たりがある。
今回はこの言葉の意味をきっかけに