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女性は男性よりも自己評価が低い は本当か?

「平成30年度 男女の初期キャリア形成と活躍推進に関する調査」
の中にある「管理職を目指したくない理由」の調査結果によると、
「自分には能力がないから」の回答数値は
女性の方が男性よりも約二倍高く出ています。

鵜呑みにしていいの?

様々な企業で、ダイバーシティ推進の動きの中、
女性管理職を増やす試みがあるようです。

上記調査結果を知った管理職からは、
「そうなんだよね。女性の部下に管理職へ推薦しようとして声をかけても、
“自信がありません“ って 言われるんだよな。」
なんて声も聞こえてきます。

さて、これを単純に女性の特徴と捉えていいものなのでしょうか。
私には、管理職の職務怠慢のように見えてきます。

なぜ 自信が持てないの?

そもそも自信が持てないのは なぜ なのか?

人それぞれ様々な理由はあるでしょうが、
上司の関与が大きいのではないか と私は考えています。

上司の皆さんは、普段から、仕事の良し悪しを部下に伝えていますか?
部下の皆さんは、普段から、仕事の良し悪しを上司から伝えられていますか?

仕事は出来て当たり前、失敗した時だけ 関与して叱る
上司の方は、このようなことをしていませんか?

そんなことをしていたら、部下に自信なんて生まれませんよね。

「あなたの仕事は具体的にこういうところが良かった。」
これをタイムリーに伝えることが、部下の自信に繋がるのではないでしょうか。

色々な方からの話を聴くと、良かったことを具体的に伝えている人が
少ないように感じます。

伝えたとしても、期中や期末の面談の時に伝えている なんて人もいる。

部下からしたら もっと早く言ってよ といった感じですよね。

部下に自信を持たせるのも 仕事のうち

面談とは言え、伝えている人はまだいい方ですが、もし伝えてないとすると、
上司からは叱られてばかり といった印象を部下は持つのではないでしょうか。

そんな印象の上司から、突然 管理職昇進の話をされて、
「君は優秀だから、ぜひ考えてみてほしい。」
なんて言われても、
今まで人の自信を育てるような行動を一切してないのに
今になってそんなことを言われても、「やっていける自信があります。」 
なんて言えるわけがない。

むしろ、
「経営層から何か言われたのか?」
「何か裏があるのでは?」
と勘ぐられるのではないでしょうか。

部下を育てるのは上司の仕事です。

良いことも悪いことも タイムリーに、そして具体的に、伝えることこそが、
部下に自信を持たせる一番の方法だと私は考えます。
これは、男性も女性も同じです。

それをしないで、女性部下の言葉を鵜呑みにして、
「彼女には管理職は難しい。」
なんて言っている人は、
もう少しマネジメントを考えた方がいいかもしれませんね。

ちょっと口調が強かったですかね。
心当たりがもしあるのなら、ちょっと考えて欲しいなぁ 
ということです。

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