📖漫画描くって難しいんだなぁ。
手探りではじめて漫画を創作して数ページ(6㌻)が経過した。
漫画って難しい。自分で経験してみてホントそう思う。
1度、客観視するために台本に戻してみた。
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大阪の老舗喫茶店「英國屋」。テーブルには注がれたばかりの紅茶と、美味しそうなパンケーキが並ぶ。
しっとりとした照明に包まれた店内で、穏やかな時間が流れている。
この喫茶店を舞台に、物語のプロローグが静かに幕を開ける。
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英國屋の一角。3人の男女が1つのテーブルを囲んで話し合っている。
その中の1人、堺利休は真剣な表情で2人に向き合う。「ベンチャー試験」の存在と、その内容について説明を始めた。
「この試験、エントリーしたチームの中で選ばれた1チームだけが会社から出資を受けて、社内で起業できるんや。」
堺の言葉に、経理部のエース・光明池励は興味深げに耳を傾ける。
もう1人の女性、才色兼備の万能型社員・森ノ宮もまた、堺の熱意に目を輝かせていた。
堺は、この2人とチームを組み、試験に挑戦したいと熱く語る。
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離れた席から、この3人をじっと見つめる1人の女性がいた。九条である。
彼女は堺の行動を冷静に観察し、疑問を抱いていた。
「なぜ試験の発表当日やのに、資料がこんなに整っているのか……?」
彼女の目は鋭く、どこか因縁めいた感情が交じる。
堺の準備の良さが不自然に思えてならなかったのだ。
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九条の疑念は、光明池励の中にも同じく芽生えていた。
「なあ堺、これ、資料の出来が良すぎるわ。試験の存在を知っとったんちゃうか?」
直球で大阪弁を繰り出す光明池の言葉に、場の空気が一瞬張り詰める。
堺は少し間を置き、冷静に答えた。
「ああ、知ってたで。でも今はまだ言えへん。情報は仲間だけの特権や。」
その瞬間、森ノ宮は九条が近くにいることに気づく。
それが森ノ宮の最後の背中を押す動機となった。
森ノ宮と光明池、そして堺の3人は手を取り合い、結束を誓った。
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堺、光明池、森ノ宮の3人によるチームが結成された。
「堺チーム」という名前で、試験へのエントリーが完了する。
スマホの画面には「エントリー完了」の文字が表示されていた。
そして、その下には1次試験の内容――「プレゼンテーション」と書かれている。堺の顔には自信が満ちていた。
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そびえ立つビル街の遠景。風が吹き抜け、緊張感が漂う中、堺チームのプレゼンが始まる。
堺は笑顔で審査員たちに資料を配る。
その量と内容に、審査員たちは驚きを隠せない様子だ。
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プレゼン会場の一角で、声をかける取締役・豊中右近。
「資料はすごいね。じゃあ、事業の説明を頼むよ、堺くん。」
堺はホワイトボードの前に立ち、ゆっくりとペンを取る。
そして、一気にスピードアップしながら、次々と板書を進めていく。
ガッガッガ サササササッ ドガドガ
彼の勢いある描きっぷりに、
豊中を含めた審査員達はいきなり度肝を抜かれるのだった。
この物語は、大阪を舞台にしたベンチャー試験の挑戦を描いた人間ドラマだ。その社内ベンチャーの仕事内容とは一体
それぞれの思惑が交錯する中、堺チームはどのように試験を勝ち抜いていくのだろうか――?