恥ずかしげもなく愛について語ろう〜第13回『パリのマダムに生涯恋愛現役の秘訣を学ぶ』岩本麻奈
前回、前々回は、「パワーかフォースか」などという
非常にmanly(男らしい)本を取りあげまして、
かなり私も硬く力が入っていました・・・。
今回は、かなり女性らしさ全開の
「ゆるっと」「しなっと」なる色気のある本を取り上げてみます。
パリの素敵な写真がたくさんあって、美しくて、図鑑のような気分で読める本です。
そもそも、「恋」と「愛」は全く別物ですが、男女が愛を育むに至る前に、
避けることのできないきっかけが恋なのは、間違いないでしょうね。
だから、「恋」についての学びも必要不可欠と考えます。
恋愛に必要な6つの能力の中に、「魅了力」があるのです。
魅了力は恋愛には欠かせない「異性を意識して魅了する力」を言います。
よく、「いい人なんだけど・・・」つまり、恋愛対象としては見れないということありませんか?
この魅了力をどうアップしていくのかをお伝えするための研究で使っている本です。
第13回『パリのマダムに生涯恋愛現役の秘訣を学ぶ』
「女子と日本男子は読むべからず!R45」
とあるくらい、この本の内容に、45歳以上の女性であっても、
人によっては違和感を感じる人もいるでしょう。
こういう価値観もあるんだなと受け止める人、
どぎつ過ぎるからもっとチャーミングな表現にしてほしい
とか、レビューを読んでいてもいろんな受け取り方が。
中には、この本で救われたとか、バイブルになったという感想も。
人も同じだなと思うのです。
「癖が強過ぎる、なんとかならないのか?」
と人のことを批判する人もいるし
「あなたの存在が救いだ、強烈なファンです」となる場合もある。
だから、なんともしなくていい。嫌われないようにしなくて良いんだ。
自分でさえあればいいということだなと。
「なぜ木陰で本を読むのかって?だって、セクシーに見えるでしょ?
インテリ女は色気がないなんて、日本男性は不思議なことを言うのね」
”欧米ではインテリジェントであることがセクシーの条件の一つです。
教養、知識、ユーモアのある洒落た会話ができるのがセクシーであることの大きな要素な訳ですから、心も感性も豊かにしてくれる読書は、
実は欲望と快楽の最強のツールなのです。”
このフレーズを読んで、勇気をもらったのは私だけではないはずです。
私は小学生のころ、毎日3冊図書館から借りてきて読みあさっていました。
高校生のころは、部活がなくて受験勉強しなければいけないのに、同じクラスの仲良し男女で集まって、読んだ本について、あーだの、こーだのと議論して。
その時、みんなのいろんな見方や考え方が刺激的で最高に楽しかったのです。
でも、大人になるとそういう機会がめっきり減りました。
ある女性に、
「あなたは本ばかり読んでて、頭でっかち、なんかうわすべってて、面白くない」
と言われたことがあります。
私から見たら、「美容やダイエットの話しかない彼女の方が、面白くない」のですが、その思いは、そっと胸にしまいました。
また、何かの機会に本を紹介することがあったのですが、それをとがめられたりすることもありました。
だから、本好きでインテリぶってると思われたくなくて、封印することもありました。
でも、私、実際好きなんですよね。本を読んでその話をすることが。
自分であるよりも、「周りの雰囲気に寄せていってる」自分に気がついたのですが、
そんな癖を発揮しなくていいんだと思い出させてくれて、
私にとっては勇気づけられたフレーズです。
「本を読むことはセクシーでセンシュアルだ」と。
「はっきりモノを言わない方が、男性から見たらいいんだろうなと思って、自分を抑えてます」
とかいう婚活女子に、全くそれ、意味ないじゃん!とよく言う私。
意外に、人はこれを無意識のうちにやりがちなのですね。
若い女の子が好きなのは、自分に自信がない証拠
「日本の男性のロリコンは有名だよ。
とにかく若い女の子が好きだね。
自分に自信がない、マザコンの証拠だね」
なぜ日本の男性には、生殖の必要がなくなってもなお、若さを最優先して女性との関係性を求める人が多いのでしょうか。
ーー若い子の方がいいと無防備に表明するなんて、「僕は男として自信がありません」と公言しているようなものだよね。
このくだりを読んでも分かる通り、やはりこの本は「日本男子は読むべからず」ですね。
気悪い人は、たくさんいるでしょうから。
なんとなく成熟した女性たちも、そう感じる人はいると思います。
年上や同年代の精神的に成熟した女性を相手にする場合、自ずと自立した人間として、一対一で対峙しなきゃいけない。
そこで自分をきちんと表現でいないリスクは、若い子を相手にするよりずっと高まる。
これが大きな理由なのでしょう。
私も今まで見てきた婚活男性で、
「同じ年くらいの女性と話していると、上司と話しているみたいで、恋愛や結婚は考えられなくて・・・」
とよく言われました。
だからと言って、私は日本には成熟した男性がいないと諦めることはないと思うのです。
周りには、きちんと1人の大人の女性と対峙できるような、成熟した男性にしてあげているエレガントな女性をたくさん見てきていますから。
「人は女に生まれるのではない、女になるのだ」
シモーヌ・ド・ボーヴォワールの言葉です。
ほら、女性だってそうですよね。
我々女性も、素敵な男性や環境に「女」にしてもらっているのではないでしょうか。
諦めないで男性女性とお互い手を取り合い、お互いを成長させていきたいものですね。
最後に・・・
「センシュアル」って、素敵な言葉ですね。性別を超えた、人としての匂い立つような魅力の大切さ!
新たに目指したいフレーズが出てきました。
それでは今宵はこの辺で・・・
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<記事を書いた人>
クレーン 美幸(Miyuki Crane)
・結婚したい人のコミュニティー マッチモア アカデミー校長・クレーン式コミュニケーションスクール主宰
神戸・東京の企業にて人事採用・教育研修業務に長年従事、2006年にイギリス系日本人男性と結婚。現在結婚14年目。
大学卒業後、神戸のアパレル企業、東京の教育人事制度コンサル、英会話教室など大手企業等に勤務。人事・教育研修、マーケティング、広報などの仕事に従事。
7年間結婚相談所を運営し、会員のほとんどが約6ヶ月の婚活期間での成婚を出してきた。
「大学中退の人は嫌です」「転職が多い人は嫌です」「ご両親が離婚している方は避けたいです」「年収が●●万円以上でないと嫌です」というような、
その人の本質を見るよりも、条件での結婚相手選びの環境提供をしていることに違和感を感じたことで「条件ではなく、その人の価値観や本質を見ていく婚活」を勧めたいと決意。
新しい時代にあわせて、令和スタイルに恋愛観をアップデートした結婚の新しい価値観をつくっていくことを目的に、結婚したい人の結婚コミュニティーを運営中。