『まとまらない人』坂口恭平
こんばんは。まなみんです。
今回は坂口恭平さんの著書、
『まとまらない人』
について書いていきます
まず、坂口恭平さんについて軽く説明します。
彼も私と同じ双極性障害で、いつも奇想天外なことをしています。
双極性障害を患っている人のことを「躁鬱人」と呼び、
様々な発信をしています。
私が書いている、「分かり合えない躁鬱人」シリーズも彼のnoteから引用させて頂いています。
芸術家なの革命家なのかそれとも?
と、彼のことについて少し知れるような本になっています。
それでは、私が心に残った言葉を書いていきます。
僕は評価されるかどうかなんて考えてない。「存在」を作ってるだけ。
深いな。評価を気にする人ってたくさんいるし、私もそうです。
しかし、そんなことを「考えてない」彼に、とてもカッコよさを感じます。
毎日、小説の1行目みたいな感じで、その日の初期設定がどうなってるのかを確認することからはじめる。
素敵な言葉だな。その日その日で新しい自分になる。確かに、特に躁鬱人はそうなのかもしれませんね。
世界で自分だけ一番バカでいたい
最高すぎる言葉です。私はバカを軽蔑してしまうところがありますが、そういうバカではない。やりたいことをとことんやるという意味だと解釈しました。私もそうありたいな。
鬱になんなかったら、僕は無敵だよ。でも、鬱になるからいいんだろうね。天狗になれない。人間のままでいる。
私はたまに、「躁鬱人は人間の進化系なのではないか」と思うことがあります。そんな考えをあながち間違ってはないよなと思う自分と、自惚れるなと思う自分がいます。もしかしたら坂口さんもそうなのかもしれません。
本当に、鬱が無かったら、どんどん人間では無くなる気がします。
つくるというのは、抵抗すること。
なんとなく、分かる気がします。私は「書く、創造する」ということでどうにもならない社会に抗っているのだと思います。
少し彼の意見とは違うかもしれないけれど、彼も様々なことをしてこんな社会を変えたいと思っているのかもしれません。
…いかがでしたでしょうか。
なんとなく、彼の良さが伝わればいいなと思います。
ところどころ意味不明なところもありますが、彼を知るのにうってつけの本だと思います。ぜひ読んで頂きたいです。
それでは、今回はここまで!
ありがとうございました。