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「まなび続ける人を育てる」まなびやプラスを始める理由
「まなびや」としてnoteを始めて1週間ほどになります。
ここまで、どうして子どもたちの放課後の居場所づくり活動・まなびやを始めたのか、ボランティアから事業化へ進む理由などを書いてきました。
事業化するひとつの道が、「探究学習教室まなびやプラス」の運営です。
ここをマネタイズできるようになると、居場所づくりの方にも少し資金として回すことが出来るのではないか、と考え始めたのが約半年前。
モデルとしては、以下のようなイメージです↓
・だれでも来れる子どもたちの居場所まなびや=無料
・探究学習教室まなびやプラス=有料・収益の一部をまなびやに回す
ただ、実際は探究学習教室の運営だけでは資金面は厳しくて、なかなか最適解が見つからないのです…が、「探究学習」というのはわたし自身とても関心があるし、まなびやの理念に通ずるところなので、これを機会に取り組んでみようと考えています。
まなびやのVISIONのひとつに、「子どもたちが多様な体験を通してまなぶ機会をつくる」というものがあります。
それがまさしく、探究学習によって目指していける部分になると考えています。
遊びとまなびの融合の場を目指して
わたしは小学生の頃、勉強があまり好きではありませんでした。
「やるべきもの」と思っていたのでそこそこには勉強し、それなりに出来る子ではあったと思います。
でも、楽しくなかったのです。なんのために学ぶのか?それがまだよくわかっていなかったのだと思います。
「いい学校に行くため」と言われるからそういうものなんだろうなあと思いながら、本心ではイヤイヤ勉強していました。
それもそれで大事な時期ではあったと思います。
今、字が読めるのは間違いなく小学生のころに国語の勉強をしたからでしょう。
ただ、「もっと遊びたい!」というのが本音でした。
わたしが子どもの頃は、学びと遊びが完全に切り離されているもの、という理解が一般的で、
「遊んでいないで勉強しなさい」と周りの大人がみんな言っていた、みたいな感じでした。
もしかしたら今もそんな状況なのかもしれませんが、
本来、遊びと学びは一緒になされるものである、という理解をわたしはしています。
保育園で出会う子どもたちや、自分の子どもを育てていても、子どもたちは遊びの中から多くのことを学んで成長していきます。
本当は遊びと学びは切り離すものではないし、優劣付けるものでもない。
「遊んだ量だけ学ぶ」のですよね。
「楽しい遊びをする→学びを得る」この順番が大事で、その機会を提供できるのが、探究学習なのではないかと考えています。
「楽しい遊び」とは何か、と問われると、答えは子どもの数だけあると思います。もしかしたら時期によっても、「楽しい」「楽しくない」は変わってくるかもしれません。
ただ、探究学習の場合、必ず自分の興味関心に寄り添えるような問いを立てることが可能なので、ひとり一人のやってみたいことや興味関心に合わせたプログラムにしていけます。
そのプログラムの中で、学校で学ぶような5科目の要素が入っていたり、社会で実際に使う力を試すことが出来たり、非認知能力を伸ばすための要素を入れられると、より深い学びの形になります。
探究学習教室が、子どもにとって「自分についての理解を深める場」になれるように
自分の子どもの頃を思い出すと、結構好奇心旺盛で、積極的な子どもでした。
でもいつからか、周りに合わせて挙手しなくなったり、自分の好奇心を横において勉強することを覚えていました。
それらすべてを否定するわけではないですが、自分自身に蓋をすることをやりすぎてしまうと、「やりたいことって何だっけ」「わたし何のために存在しているんだろう」と、不安な気持ちに襲われることが多くなると思っています。
だから、子ども時代に、安心できる場において挑戦し、自分の好きなことを発信し、子ども自身が自分について理解をする機会を作れると良いなと感じています。
そのためには、何でも取り組んでみること。
様々な経験を通して、そこでの学びが自分自身となっていく。
そんな場が、心の拠り所になれるのではと考えています。
今日も読んでいただきありがとうございました。
ちょうどタイムリーな話があります。
昨日、放課後の居場所まなびやの活動日だったのですが、そこでとある3年生の子が「子ども先生」となり、その子の好きな「色付き水でお絵描きをしよう」という企画をしてくれました。
だれよりもはやくまなびやに来て、黒板に「今日やること」を書いて、紙を出して準備してくれていて、
「好きなことを発信するのは子どもにとっても楽しいんだなあ」と実感しました。
やっていく中で上手くいったこと・いかなかったこと、両方ありましたがそれらもやったからこそ分かったこと。
一歩踏み出して行動することから得る学びほど実用的なことはないと思っています。
「まなぶことによって前向きに行動する子どもたちを育てていきたい」、というのがわたし自身の人生をかけての大事なミッションだと感じた1日になりました。