「本当の知識とは?」について考えた日。
今日は私の母の病院へ付き添った。
少し前から母が『目が変な感じがする。』と言っていたので、母が入居している老人ホームのすぐ側にある眼科へ行くのに、娘の私が同行したのだった。
(私の母は現在、老人ホームへ入居中です。)
母は、どうやら白内障のようであった。
私はあまり知らなかったのだが、年齢を重ねると珍しいことではないのだろうか?
幸い、急を要するようなことではないとの診断だったのだけど、まあいずれは手術した方がいいかもしれませんね〜という先生のお話しだった。
それにしても、今日の診断をしてくださった年配の男性の先生はなかなかに、だ〜っと猛烈な勢いで説明をされる先生だった。
私が同行したから、私が先生の診断内容をかみ砕いて母にゆっくりと伝え、そこでようやく母は理解できていた様子だったけれど。
今日の先生に対しては、『話しをする相手が理解できているかな?』とかそういった「相手の理解度を、表情や雰囲気から感じ取って、自分が話すスピードを相手のペースに合わせる」という配慮をしていただけるとより助かるんだけどな〜と、私は少し感じてしまった。
私の場合は、話す相手がその先生のような雰囲気の人物だと、むしろこちらもひるまずに「ん?」と思ったらすぐに疑問点をぶつけ、自分が納得できるまで話しを聞きまくる、みたいなめんどくさい性格の女である。
だけれども私の母のように、だ〜っと話しをされてしまうと、ちゃんと理解できていないのに「疑問点を聞くことがなかなかできない」という方もいらっしゃると思うから。
そんなことを考えたので自分は、相手の方のペースに合わせて話しをすることができる大人でありたいな〜って思って、これは自分の教訓にしよう!と思った。
そんなこんなで病院が終わり母とは別れて、実家近くの最寄り駅にあるPARCOをうろうろ。
私はきのう、3月にとある海外のアーティストのライブへ行くことを決めた。
きのうのnoteに「チケット代を奮発してしまったために、しばらくはお金の無駄遣いをしないようにするぞ!」ということを書いた。
その翌日である今日。
やってしまった。ウィンターセール中のPARCOで。インスピレーションで購入してしまった。
鮮やかなグリーン色の薄手のニットを。
「全身真っ黒、黒髪コーデのなかにグリーンのニットをポイントにして、赤いリップを塗ったとしたら………?それってなんだかFUDGEっぽいじゃないか!」
って思ってしまって、瞬間的に購入を決めてしまったのだった。
(私がファッションの影響を受けまくっている雑誌がこちらです↓↓↓(過去の表紙が好みだった号です))
でもまあお値段もセールになっていてお手頃であったのでよしとする、いやしちゃおう(笑)
お気に入りのニットを購入し、ウキウキとした気分で、次はまた吸い込まれるように本屋さんへ。
文庫本が平積みになっているコーナーへ。
そしてこちらが目に止まった。
こちらは言わずもがなよく知られている名作中の名作だろう。
私は高校の教科書で知ったのがいちばん最初だったかな?いっきに物語の内容に惹き込まれたことを覚えている。
私のkindleにも入っているにも関わらず、紙ベースの本も欲しくなってしまい購入してしまった。
だって帯に書いてある「これが本棚に並んでいたら、相当オシャレじゃなイカ?」この言葉にやられてしまったのだ。
ええ、ええ。
わかりますとも。
この本が本棚に並んでいると想像しただけで、それはそれはもうおしゃれである。
しかもこちら、¥360(税別)でゲットできてしまうなんて、ありがたい時代だ。
本を手にレジへ向かいながら、私がリスペクトしてやまないプロダクトデザイナーの秋田道夫さんのお言葉が、また脳裏に浮かんだ。
私は読書が好きで毎日のように本を読む。
ただその読んだ内容を忘れてしまうことを、とても恐れていた。
でも秋田さんのこのお言葉で「そうか、いちど忘れちゃっても本当に大切に思うものは、ちゃんと私の中に残るな。きっと大丈夫だな。」って心の底から安堵できたのだった。
この方こそは!って私が思っているメンター的存在の方のお言葉たちは、いつだって私の中にあって、ご本人が目の前にいなくったって、いつでも私の背中を押してくれている。
だからこうして私はまた今日も前を向き、自分自身と向き合うことが出来ました。
ありがとうございます。
◇
ここまで読んでくださってありがとうございました。また明日、おやすみなさい。