感情迷子、という感覚がある。やる気が無いわけではない。ただし、したい事が定まらない。 金が無いわけでは無い。何かマストでやれと言われたらとりあえず金を出す、くらいの余裕はある。 でも、自力で何かをする気力がない。 そういう日は、ステーキに限る。 自宅で焼くもよし、店に行くも良し。 ただ、僕は最近は「料理は人に任せる方がいい」と思うようになった。 もちろん自作はする。アホほど凝る時もあれば、バカみたいに手を抜くこともある。ただ、頼れる時は頼った方がいい。 なに、嫁さんはいな
電車が止まっている。 最近のJR西日本にはまっこと多い。ついぞ昔はやってなかった「ホーム入場制限」まである始末。 ご丁寧に階段に規制線まで張ってある。 階段前には五列縦隊が組まれ、もうすでに長蛇となっている。 最後尾がコンコースの端まで伸びているのを見て、もう終いだ、10時くらいまでは埒が明くまい、と判断した。 となれば、突発の一人呑みである。 頭を切り替えて「何を飲むか、食うか」に思考を巡らす。 長居も無用だ。駅を去りながら街の看板に目をやる。駅の北に行くか南に行くかも重
ヤニ吸うの香水が出てたらしい。 作中のタバコの銘柄を外箱にしているのと、佐々木の香水はさらに「ミスト」もモチーフにしているようで。 タバコの臭いについて指摘され、その対策を田山に伝授され、さらにミストまで貰ったあのエピソードだ。 で、このミストについて。 該当するような製品って無いよなぁ、とぼんやり思ってたんですよ。 ところが、ある時ふとドンキに行った折に見つけたんですよね。 ドンキ使ってそうな山田の性格といい、色合いといい、この辺りかなり近いのでは。 おじさんである佐
ヘッダーが完全に集合体恐怖症の方お断りみたいになってて申し訳ない。 とはいえ、好きな人はたまらない光景だから仕方ない。 溢れんばかりのイクラ…ではなく、これは筋子。自分で仕込んだ筋子の燻製である。 少々コツは要るが、成功すると無類の美味さなので、もしキャンプ用品や一昔前のブームに乗って燻製器を買って持て余している人、是非ともチャレンジして欲しい。 一粒で酒がスコン、と消えるから。 で、ご当地飯。 つい最近Twitter(エックスと頑なに呼ばない)で見たのだが、西日本は筋子を
ヘッダーは、かの有名な「孤独のグルメ」の原作者、久住昌之氏の別名義(共著)の漫画タイトルから… と思った人、ツウですね。 でも実はこれ、違うんです。ちなみに、そう思った方。それは「かっこいいスキヤキ」ですぞ。 このタイトル、野武士のグルメ、という漫画があって、そのいちタイトルです。 久住氏はどうやらスキヤキに相当なこだわりがあるらしいな。 さて、全く知らない人の為に一応補足。 「野武士のグルメ」は原作久住昌之、漫画を土山しげる先生が担当された作品です。 土山しげる先生は、
スイーツは良いものだ。ただし「おっさん」のイメージが付き纏うと、受け取る人にとってはやや辛気臭そうな方向にモノがブレていく気がする。 前回はクレープを取り上げたわけだが、ヘッダー写真のようにハワイアンなパンケーキも食うとなると、流石に想像がつかない、という話にもなる。 自分についてイケおじを想像している人はそうそういないと思うのだが、改めて言うと自分はチビデブメガネの非モテ大三元であり、そこに離婚者、アラフォー、ド助平というクワドロプル役満なのだ。 間違っても松重豊みたいな
おっさんもまた女子な面がある、とは何の言葉だったか。カイジスピンオフの「ハンチョウ」でも語られていたが、あれではリコッタパンケーキであった。 そうは言うものの、別に左党(酒好きをこう言う)であっても砂糖が好きなことは往々にしてあるわけで、好きなモンは好きで良いじゃないか、と思う。 だもんで、僕はレストランであってもスイーツは遠慮せずに注文する。 気後れすることはまずない。食ってる時間がないとかそういうのを除き、食いたいスイーツがあるなら、そこはすかさず注文するのが常である。
食の軍師解説でもネタに上げた「レバ刺し」だが、色々振り返っていて割とヤベー問題に気づいてしまった。 ということで、懲りずに食の軍師ネタ3回目です。 今回は、時代に流されたヤバいブツのお話。 自分自身もレバ刺し好きではあったが、食中毒やらを調べていくととても食う気が起こらなくなったのも現金なもので、今では「狂ってんな」と思ってしまう。 規制前なんかは、今は亡き京都の焼肉屋の名店でバカスカ食いまくっていたものだ。 ただ、解体作業というものを経験した人しか分からんかもしれないが、
さて、前に鉱物鑑定検定の受験報告をした。 受かってたら良いなぁ、と嘯きながらはや一カ月くらい経ったわけだが。 見事に合格! 画像で見ての通り、解答用紙を採点して送ってくれるのである。 採点の正誤も明朗。こういうの結構珍しい気がするなぁ。 8級はまだ良いとして。7級、こいつはちょっと悔しかった。 当時も凄く首を傾げていた鑑定2問を間違えていたので、この結果である。やっぱりかぁ、という感想しか出てこない。 個人的には、鑑定という作業において間違いというのはダメと認識して
今日、こんなツイートが目に止まった。 カロリーメイト。 メタルギア大好き人間やニコニコの民なら「ウマすぎる!」とあの人の声で再生されるだろう。 その名の通りカロリーが高めな「ショートブレッド」と言うヤツだ。 ツイートの真偽についてはチョイ疑問がある。ショートブレッドはそちら(西洋)の発想でしょうよ、と。 バターの効いたお菓子としてのショートブレッドは、スコットランド発祥らしい。 僕は「ショートブレッド」概念を漫画「くーねるまるた」で得たもんだから、逆にアメリカ人が知らな
さて、去年ぐらいからぼんやり「やってみようか」と思い、そして今年ようやく日程が合って受けられました、鉱物鑑定検定です。 そう、ずーっと「受けようかな」とは思ってたんですよ。でもね、仕事がぜーんぶかぶってたんです、去年は。 もうね、歯軋りしましたよね。 鉱物検定、規模がそこまで大きくないために、年に3日ぐらいしかやってないんです。というか、3日もやるだけ上等なんですが。 そして、試験会場が必ずしも近場というわけではない。 その割に、下の級から必ず受けなきゃ行けないから、とにか
以前、僕はこんな記事を書いた 鉱石鑑定士試験のためにルーペを新調しなければ、と色々買い漁り、個人的に良いルーペを紹介した。 その後、フィールドワーク用に池田レンズ製の大きめのルーペを購入し、屋外のメインはそちら、屋内では前回同様ギンギラギンのアイツを使っている。 大きさはブキである。やや重いものの、やはり使い勝手が良いのでコイツには満足している。 ところが、だ。 標本を集めてみるか、と色気を出して色々と岩石標本に手を出していたら、出会ってしまったのだ。 夏休みの宿
食の軍師に関して、幾つか時代背景を読み解かないといけない部分がある。 「かっこいいスキヤキ」(単話としては1980年代、短編集は1990年代)からのイメージを引っ張っていると、大変に古い漫画に思えてしまうが、基本的には2010年以降のネタであり、実を言うと「孤独のグルメ」よりも単行本シリーズは新しい。前回の「まるます家」でも言っていたことではあるが。 だが、だからこそ「え?」となる描写がそこかしこにある。 タバコの扱いもそうだが、喫煙者であるところの主人公・本郷だが、不思議
電子書籍なんて知らなかった!という話では断じて無い。無いのだが、出版社相手には「知らなかった?」と言いたくなる事態が多々ある。 例えば、自分が探している本があるとする。自分が真っ先にするのはKindleにあるかどうかを検索することだ。 すると、大抵の場合は電子書籍化していて、それを購入する。 こうすると、電源が続く限りはスマホで読める。デカい本、例えば図鑑なんかでも、アカウントを共有させているタブレットなどで閲覧出来るので、実は大きさ問題もクリアしている。 読んでいて擦り切
この再生リスト、自分が作成したモノだ。 内容としては 「熱帯夜」フレデリック 「耳もとでつかまえて」ORESAMA 「夜中のキスミ」ずっと真夜中でいいのに。 「やさしくなりたい」斉藤和義 「ばかじゃないのに」ずっと真夜中でいいのに。 「夕立ち」スガシカオ 「春雷」米津玄師 である。 なんでこの組み合わせ?並び?と思われるだろうが、実はこれ、単行本巻末のあとがきに書かれている作者・地主さんの「描いていたシーンで頭に流れていた曲」「聴きながら描いた曲」なのだ。 内訳はこう。
「食の軍師」が好きである。 なんじゃそれ、と思う人がいるかもしれない。 「孤独のグルメ」はご存知だろうか。ドラマ大ヒットで漫画にも再注目された、「一人飯」の走りのような漫画だ。 松重豊さんの怪演…というか、あまりにスマートで綺麗な飯の食べ方、ナレーションの完璧な原作リスペクト、出てくる小物のセンスの良さ、そして飯の美味そうなこと! ドラマが当たったのも頷ける丁寧な作りだ。語り始めると尽きる事のない魅力がある。飯を美味く食うために前二食は抜いているとか、様々なエピソードは伝