mameco

気ままな記録と記憶。色々なものを見て聞いて感じたいのです。大切な人達と人生を楽しんで生きていきたいです。

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最近の記事

もう難しい事は考えない事にする

毎日何か考えてるけどすぐに忘れてしまう自分に そして大切な時間をこの文章を読む事に使ってくれた誰かに聞いてほしくて 最近も相変わらずマイペースに本を読んだり映画を観たりしている。 その都度、何かを感じたり想い出したり考えたりしている。 あまり賢くはないので難しい事は考えてはいないのだけどね。 最近、映画 PERFECT DAYSを観た。 完璧な日々 完璧な日々なんて私にはない。 完璧だと思えるものもない。 この映画の主人公はどんな日々を完璧だと思うのだろう。 そんな事

    • いつも頭の隅にある

      目が覚める。平凡な今日が始まる。なんてことの無い今日だ。 お弁当を作り、洗濯機を回し、朝ごはんを食べ、仕事の準備をする。 仕事の準備をしながら、仕事行きたくないなと心の中で溜息をつくのもいつもの通り。仕事に行けば行くで、朝のあの憂鬱はなんだったのかと疑問に思うほど何てことなかったりする。 そんな感じが私の日常だ。 その毎日の中で最近私が頻繁に思うのが、『私はいつまで生きるのかな』ということ。 この世に産まれおちてきた人間は、裕福も貧乏も天才も凡人も関係なく最後には死ぬ事が決

      • 変わるもの変わらないもの

        ふと自分に違和感を覚えて乗った体重計が指した数字は、自分の想像を超えていた。そりゃ部屋着のゴムの上にお腹のお肉がのるよな、と変に納得する。体重計を降りてため息をついてから、少し痩せようと自分の中で小さい決心をしたのが数週間前。 もとから太りやすい体質ではあったけど社会人になってからはストレスで過食しても、ジムに行ったり食事制限をしたら結構何とでもなった体重だったのに、30代も半ばになってからは減量も思いのままにはならなくなっている。10代・20代・30代と確実に私の体は変わ

        • 雨の思い出

          一昨日も昨日も今日も雨。今、窓の外は切ない雨の音がしている。 小学生の頃、友達と公園で遊ぶ事が大好きだった。暑くても寒くても、晴れの日もちょっとした雨の日でも遊んでいた記憶がある。 小学校低学年、ある日の放課後。雨が強く降ってるにもかかわらず、友達と何して遊ぶかを相談しながら道を歩いていた。雲が空を覆って仄暗く、もうすぐそこに夜が迫ってきてるかの様だった。友達の声、雨音、そしてそれらに混じるように聞こえてきた小さな声。かわいくか細いその声は、雑木林の中の段ボールの中から聞

          百万円と苦虫女

          芯の無い私の心はいつもブレブレしていて頼りない。私はいつも過去に戻りたい病だ。あの時こうしていれば、あそこでこの事に気づいていればと頭を抱える事が多い。気持ちが移ろいやすく、自分に翻弄され疲れやすいのかもしれない。 今も変わらないけど10代20代の私は自分に自信がなかった。周りの友達は自分を持っていてキラキラしていて眩しかった。自分が何なのかわからなくてずっと自分を探していた。今の自分が駄目なのは過去に努力を惜しんだからで、人の忠告を聞かなかったからで、何かに優しくしなかっ

          百万円と苦虫女

          インスタント沼

          昔から時間ができると映画を観る。でも誰かに饒舌に語るような知識はない。俳優・監督・脚本家の名前も全然わからなかったりする。ジャンルも幅広くなく、洋画より邦画ばかり観ている。 けど、SNSを見ているとめちゃくちゃ映画に詳しくて、素敵な感想を書いてる人が沢山いて、純粋に凄いなぁって感じた。 その人達を参考にして少しでも多く映画を観たい。自分だけでは手を出さないけど面白い映画は沢山あるはずで、そんな映画も観てみたい。 そんなこんなで気持ち新たに映画のある生活をはじめようと思い

          インスタント沼

          遠くの街に犬の吠える

          自分の好きな音って何か考えてみた。考えるとありきたりなものしか思い浮かばんけど、1番好きな音は体育館に響くシューズのキュッって音かもしれない。今はもう殆ど聞くことはないけど、きっとまたその音を聞いたらあの日のあの時に戻れるような気がする。 あとは好きな人の声もいいかもしれない。声も音の一つであって何かを想うにはいいものだと思う。 過去の音や声はどこかに残るのか。何かに染み入るのか。匂いや風景が人間の記憶に残るように音も同じように記憶に残るはずだと思う。 吉田篤弘の『遠く

          遠くの街に犬の吠える

          乳と卵

          梅雨入りとか夏が始まるとか、ジメジメ汗が体を纏う不快感を与えてくる季節は好きじゃない。なぜ日本はこうもジメジメしているのか、なぜ無駄に夏が暑いのかと思うけど、海外に行ったのは2回しかないから比べようもない。 化粧が剥がれ落ちそうな程汗をかいたり、蝉の鳴き声が聞こえてきたり、花火をしたくなったりした時に無性に読みたくなるのが、川上未映子の小説、乳と卵。 このケーキでも作るのかと思うタイトル。ページを開いてみると自分の体の変化やコンプレックスに対する戸惑い・悩み、そして母子の

          乳と卵

          パノララ

          とても幼い頃、自分は自分じゃない人間になれると思っていた。今でもたまに思うけど、自分はこの体という入れ物に入ってるだけで、また違う人の入れ物に乗り込めるんじゃないかと。でもわかっているのだ。悲しい事に自分にはそんな不思議な力はない。昔にTVでやっていた『ひみつのアッコちゃん』。コンパクトの力で変身ができるのだ。憧れに憧れまくっておねだりして買ってもらった玩具のコンパクト。手にした瞬間、子供ながらに世界が煌めきで揺れた事を覚えている。でも変身の為のおまじないを唱えた後、自分は自

          パノララ

          君は永遠にそいつらより若い

          日常を支えてくれている読書について思った事をつらつらと書いてみたいなと思ったのだが、ただの自己満である。 『本を読む事が好きです』なんて言っているのだけど、実際に作者が伝えたい事を理解できているのか、充分に言葉を感じれてるのかは分からない。 だけど1つ言えるのは、この本を読んで良かった!と思った経験があるという事。それは自分の人生を生きていく上でとてつもなく重要な感情だと思う。 タイトルに上げているのは津村記久子の作品なのだが、初めて読んだ時は衝撃を受けた。 それまで

          君は永遠にそいつらより若い

          1年が終わる年の瀬に、毎年次の年のカレンダーを何にしようか悩みながら買うのが楽しみになっているのだが、今年は初めて日めくりカレンダーとやらを買ってみた。 2020年は言葉に出すのもしんどい程の1年になり、自分の生活はやはり皆さんと同じく一転し、ストレスは解消できず、暗澹たる話題ばかりのTVを消して引きこもりの生活を送っていた。外出するのは仕事とスーパーやドラッグストアへの買い物。 春の匂いも感じれず、夏の暑さが苦しくて、秋の景色も美しいと感じる暇もなく、冬の風が頬を撫でて